TL Audio製のレコーディング用アウトボードや、ミキサー計14製品発売

エムアイセブンジャパンは、TL Audio社の真空管 / ソリッドステート「ハイブリッド」回路を採用したミキサーやアナログ・アウトボードなど全14製品を、10月1日から発売する。価格はすべてオープンプライス。

1990年創業の真空管アウトボード/ミキサーの老舗メーカーTL Audio。同社の製品は、独自のソリッドステート回路と真空管回路の「ハイブリッド」設計により、デジタルレコーディング環境に耐え得る極めてノイズの少ないサウンド処理で、真空管特有の温かみのあるサウンドを提供するという。今回取り扱いが開始されるのは、同社の豊富なラインナップを揃える製品のうち、下記14機種。

Fat Track

同製品は、真空管サウンドを提供する高機能ミキサー。ホームスタジオあるいはプロスタジオの中核に配置するように設計されており、TL Audio製品の選りすぐりの機能が1台に集約されている。高品位な真空管プリアンプと、3バンドのスイープ可能なEQが搭載された2本のチャンネルストリップを通して、レコーディングやミックスされたサウンドに心地よい温かさを加えることができる。

Ivoryシリーズ

「Ivory」シリーズには、4ch 真空管マイクプリアンプ「5001」、2ch 真空管コンプレッサー「5021」、モノラル真空管プロセッサー「5051」、2ch真空管プロセッサー「5052」、2chプリセット真空管コンプレッサー「5060」といった豊富なモデルが用意されている。いずれの製品も、真空管アウトボードのスタンダード・ラインナップとなっており、真空管ならではのサウンドを堪能することが可能。

Ebonyシリーズ

ブラックのフロントパネルが精悍な「Ebony」シリーズは、Class A回路に真空管ステージを追加した新モデル。ラインナップは、2ch マイクプリアンプ/DI「A1」、ステレオ・プロセッサー「A2」、モノラル・チャンネルストリップ「A3」、16:2サミングミキサー「A4」の4機種。各モデルとも、クラスA回路による極低ノイズレベルのサウンドに、真空管ステージを後から追加することが可能だ。

Classicシリーズ

「Classic」シリーズは、伝説的な本物のビンテージ・サウンドを低ノイズで実現したクラシック・タイプ。伝統的な各種パラメーターによる詳細かつマニアックなサウンドメイキングを行うことができる。ラインアップは、2ch 真空管イコライザー「EQ-2」、2ch 真空管コンプレッサー「C-1」、2ch 真空管マイクプリアンプ「PA-1」、モノラル真空管プロセッサー「VP-1」の4機種。