最後に、キヤノンマーケティングジャパン 常務取締役 コンスーマイメージングカンパニープレジデント 佐々木統氏がマーケティング戦略を説明した。

基本的な考え方として、入力から出力までデジタルフォトの楽しさを表現して豊かな暮らし提案を行う「写真しよう!ENJOY PHOTO」が掲げられている。そこで、買い替えを促進する機能訴求とプリントを促進する用途提案に加え、新機軸としてWebプリントを訴求していくとした。つまり写真はもちろん、Webプリントにも強いことをPRしていくのだ。実際にプリンタ使用用途のユーザーアンケートによると、1位「デジタルカメラの画像印刷」、2位「年賀状」に続き、3位に「Webで検索した情報の印刷」が入ってきている。しかし、Webプリントにおいては「1枚の紙に収まらない」、「不要な部分がプリントされてしまう」など、印刷がうまくできないと感じているユーザーが47.8%もいるのだ。そこで、「Easy-WebPrint EX」によって思い通りにWebプリントができることを訴求していくとした。

写真プリント、年賀状に次いでWeb印刷のニーズが高いことが分かる

Web印刷のニーズが高い反面、問題点も多い。それを解決するために専用ソフト「Easy-WebPrint EX」を用意した

この新PIXUSのための新コミュニケーションパートナーとして俳優の岡田将生を起用。彼がキヤノンマーケティングジャパンの新入社員となって、新製品を学び、手作りツールを作るなど工夫して接客するTVCFを放送する。

TVCFに登場する新コミュニケーションパートナーの岡田将生

広告でもWebプリントを前面に出して訴求していくとした。あわせてピクサススペシャルサイトを9月17日10時にスタートする。岡田将生がバーチャルショールームでユーザーの要望に応えて、新型PIXUSを紹介する内容となるとのことだ。