スペック面での主な変更ポイントは大きく4つ。CPUでCore 2 Duo T9900(3.06GHz)が、ストレージで512GBのSSD(256GB×2、RAID 0構成)もしくは500GBのHDDが、メモリ容量で8GB(4GB×2)が、そしてIEEE 802.11a/b/g/nのワイヤレスLANでMIMO 3×3(理論値450Mbps)が選択可能になったことだ。

今回の試用機は残念ながらCore 2 Duo P9700(2.80GHz)、256GBのSSD(128GB×2、RAID 0構成)、2GBメモリ、IEEE802.11a/b/g/nのワイヤレスLANでMIMO 1×2という実に中途半端な仕様となっていたが、ユーザーにとってカスタマイズの幅が広がったのは事実。特にストレージとメモリ容量の増加は実用性に直結する大きな進化であり、モバイルPCに3GHz超のCPUを載せてしまうあたりも実に物欲をそそる男らしい仕様だ。

プリインストール済みの「Intel Matrix Storage Console」を使うと、サムスン製のSSDでRAID 0構成になっていることが分かる

2009年夏モデルにおけるその他の変更点は、かな表記なしの日本語配列キーボードを選択可能になったことが挙げられる。キートップのかな表記がなくなるだけで見た目がスッキリと引き締まって見えるため、シンプルデザインが好みのユーザーにはオススメだ。

また、ソフトウェア面では動画編集用の「Adobe Premire Elements 7」と音楽編集用の「DigiOnSound 5 LE for VAIO」がセットになったオプションも追加。パッケージソフトを別途購入しなくて済むのはありがたい。