東芝ホームアプライアンスはこのほど、「DDインバーター銀河」シリーズの全自動洗濯機「AW-80DG」「AW-70DG」を発表した。発売は8月上旬を予定しており、価格はオープン。市場価格は、AW-80DGが10万円前後、AW-70DGが9万円前後と予想される。

「循環メガシャワー」で少ない水でも高い洗浄力を発揮する「AW-80DG」

AW-80DGは、洗濯/脱水容量8.0kg、AW-70DGは洗濯/脱水容量7.0kgのモデルで、昨年8月1日に発売された「AW-80/70DF」のそれぞれ後継機種なる。7月2日に発表された「AW-80VG」「AW-70VG」は、ヒーターによる乾燥機能を備えた洗濯乾燥機だったが、AW-80DG/70DGは、ヒーターを使用しない簡易乾燥機能「パワフルエアドライ」のみを搭載した全自動洗濯機。パワフルエアドライの性能は従来モデルと同様で、化繊混紡の場合、約3kgの衣類を約2時間で乾燥可能だ。

新モデルでは、「循環メガシャワー」と呼ばれる機構の採用が大きなポイント。循環メガシャワーとは、DDインバーターモーターの強力なパワーでパルセーターを回転させ、遠心力により、洗剤液を水槽の上まで持ち上げ、洗濯物に降り注がせるという機構。また、従来機種と同様に「スタークリスタルドラム」も採用。スタークリスタルドラムは、洗濯槽の内側に山型の突起を多数配置したもので、パルセーターの制御により、衣類を上下に回転させる「上下水流」、左右に回転させる「左右水流」、小刻みに左右反転する手もみ洗いのような「手もみ水流」といった効果を生み出すことが可能だ。これらにより、AW-80DGでは、AW-80DFに比べて、使用する水の量は125Lから115Lと約8%削減され、洗浄力も約10%向上している。

また、清潔性もアップ。新たにAg+抗菌剤を搭載しており、洗濯を行うたびに、抗菌・防臭効果のあるAg+イオンが、衣類をコートする。また、洗濯槽の内側にたまった洗剤カスなどの汚れを、脱水時の水流で洗い流すことも可能となっている。

洗濯コースには、標準、濃縮標準、つけおき、スピーディ、毛布、ドライ、メモリーが用意される。消費電力量は、AW-80DGが95Whで、AW-70DGが94Wh。本体サイズはともに600(W)×960(H)×569(D)mmで、重さは41kg。