アライドテレシスは1日、同社グループ企業のコレガを吸収合併したと発表した。存続会社はアライドテレシスとなり、今後コレガ製品は同社内に設立される「コレガ事業部」が担当する。

コレガは、アライドテレシスの100%出資子会社として1996年に設立。エンタープライズ向け製品が中心の親会社に対し、コンシューマ市場向けネットワーク機器を得意とし、無線LAN機器やスイッチングハブ、プリンタサーバなど低価格帯を中心に、家電 / カメラ量販店などに販路を展開していた。

今回の吸収合併は、2008年6月に発表されていたアライドテレシスグループの再編に伴うもの。その前段階として、今年1月には中間持ち株会社のコレガホールディングスをコレガに吸収、アライドテレシスによるコレガの合併に備えていた。

コレガの名称および製品群は存続し、引き続き国内中小規模市場を対象にブランド力強化が図られる。合併後はアライドテレシスが有する品質基準とサポートサービスを加えることで、オフィス市場への対応強化を進めるという。