三洋電機は3日、天面の「つまみ」と「ガラスタッチ」の2Way操作を採用した「200V ビルトイン IHクッキングヒーター」6モデルを発表。発売は8月1日を予定している。価格は表のとおり。

待機時消費電力ゼロという「オートパワーOFF機能」も搭載された「200V ビルトイン IHクッキングヒーター」。カラーはシルバーとブラックが用意される

同製品は、左右3kw、中央1.6kwという天面の3口全てにIHを採用したビルトインタイプのIHクッキングヒーター。「IHに切り替えて戸惑った」というユーザーの声に応え、初めて使う人から本格的に調理をする人までわかりやすい操作性や認知性にこだわった仕様となっている。

指先で回しやすいように形状にも配慮された「スマートつまみ」。トッププレートの下に3つの磁気センサーを装備している

まず、操作性の向上として、天面に火力調節やタイマー合わせなどが直感的に操作できる「スマートつまみ」(左右IHのみ)と「ガラスタッチ」を採用したのが特徴。つまみを回転させることで、火加減の調整(保温±30段階)ができ、ガスコンロのダイヤルに慣れた人にも安心して使用できるという。

今回装備された、スマートつまみはマグネット式になっており、取り外して水洗いも可能。吹きこぼれなどの緊急時には、つまみを定位置から外すことで、加熱を停止するが、1分以内に元の位置に戻せば、直前に調理していた火力に復帰する(1分以上経過した場合は通電終了)。また、メニュー選択や大まかな設定などはガラスタッチで可能。どちらもカンガルーポケット内の「オートロックキー」でロックをかけ、子どものいたずらや誤作動を防止できる。

地震の揺れを感知する「耐震ロック機能付きスライドレール」

使用頻度の高いキーを凸形状にするなど、ユニバーサルデザインを採用している

認知性としては、新「音声ガイド機能」を搭載。操作手順やエラーガイドのほか、「火力」や「タイマーの設定時間」などを液晶表示と音声で知らせる。さらに、「説明キー」を押すことで、使用状態に適した詳しい説明を聞くことができる。操作に慣れたときは、音声を消すことも可能だ。

調理機能面では、グリル上部に同社独自の遠赤塗装を施した「遠赤平面ヒーターワイドグリル」を採用し、焼きムラを抑制。庫内面積は従来機種「JIC-B733GR」と比べ、約24%広くなっている。また、手動グリルは「温度設定機能」(140℃~260℃)を搭載することで、お菓子などメニューに合わせた調理も簡単にできるようになっている。自動メニューは、「姿焼き」「ピザ」「グラタン」など6種類用意される。

三洋IHクッキングヒーターの変遷

さらに、地震の激しい揺れが発生した際にグリルドアが開かない「耐震ロック機能付きスライドレール」を従来モデルよりひき続き装備する。

本体サイズは、「JIC-B73AS/B73AFS」が74.9(W)×24.5(H)×56.3(D)cmで、重さが約28.0kg。その他4モデルが59.9(W)×24.5(H)×56.3(D)cmで、重さが約26.5kg。

型番 カラー タイプ 価格(工事費別)
JIC-B73AS シルバー 75cm - 331,800円
JIC-B73AFS レンジフード連動 336,000円
JIC-B63AS 60cm - 310,800円
JIC-B63AFS レンジフード連動 315,000円
JIC-B63AK ブラック - 310,800円
JIC-B63AFK レンジフード連動 315,000円