AM2+プラットフォーム

まずはAM2+プラットフォーム上で横一列にして、X4 955とX4 940、X4 810を比較してみたい。ベンチマークテストは簡単にCINEBENCH R10だけだが、まぁ今回は同じアーキテクチャ間での比較なので、ご容赦いただきたい。

結果は順当にモデルナンバー順である。AM2+プラットフォームで利用した場合の最速プロセッサが、間違いなくX4 955であることを確認していただきたい。

AM3プラットフォーム

では次に、AM3プラットフォームの最速プロセッサが何なのかも一応確認しておこう。X4 940はAM3プラットフォーム上では動作させることができないので、X4 955とX4 810との対決だ。

結果は見ての通り。当然ではあるが、X4 955がスペック通りの高い性能を確実に発揮できている。動作周波数の差は大きいし、キャッシュの容量まで違うわけだから、大幅なパフォーマンスアップは納得である。

AM2+対AM3の性能差

さて、AM2+とAM3の最大の違いといえば、やはりDDR2とDDR3のメモリ性能の違いということになる。とりあえずSandra 2009でメモリ帯域を確認してみたのが以下のグラフだ。

ではこのメモリ性能の違いが、実際の環境でどのくらいの影響するのかを、アプリケーション系ベンチマークの代表格であるPCMarkで見てみたいと思う。

厳密にはテスト環境のチップセット(マザーボード)も違うわけだが、それを差し引いてもDDR3の効果はあるのだろう。AM3プラットフォームの方のスコアが素直に伸びている。