挨拶の要約

皆さん、入社おめでとう。今日、日本オラクルに入社した皆さんは、学生から社会人への転換を迎えました。それは、お金を使う立場から、もらう立場への変化にほかなりません。

さて、今後皆さんがもらうことになる給料とは何でしょうか。もちろん、会社から定期的に振り込まれるのが給料です。しかし、その給料は元をたどると、お客様からいただくものでもあるのです。皆さんにはまず、給料とは、お客様からいただくものであるという感覚を身につけてほしいと思います。

お客様は、私たちオラクルの製品やソリューションをご評価され、その対価をいただき、それが給料になるのです。その多寡はお客様の評価そのものであることをしっかりと認識してください。つまり、皆さんは、お客様への貢献による満足を醸成し、そして、その先にある社会への貢献を求められていると理解してください。

さて、皆さんは学生時代に多くのことを学んだことと思います。その学んだことの多くが実はビジネスの場でも大いに役立てることができるということを知っておいていただきたい。ある課題に直面したとき、その解決方法を考え、整理し、教授など多くの人の前で発表し、評価される。このように勉強の場で発生する一連の論理的思考やアプローチ、プロセスなどはビジネスの場ですぐに活用ができます。

皆さんが今日、日本オラクルに入社したことは幸運であると考えています。そのひとつは、この会社は無限の可能性を持っているということです。私はIT業界に30年おりますが、オラクルこそ将来性がある企業だと確信しています。ふたつめは、今、未曾有の経済危機にありますが、多くの会社がこの危機を乗り越えようと頑張っています。私たちは、こうした企業に貢献することができるチャンスを迎えているのです。

皆さんにお願いがあります。オフィスの中で私や仲間を見かけたときはぜひ話しかけて、コミュニケーションをしてほしいと思います。社内で仲間と近況を交わし、話し合える環境にあることはとても大事なことです。皆さんの活躍で、オラクルをますます自由闊達な会社にし、お客様へ貢献すると共に、自身と皆の成長に寄与してくれることを期待しています。

(新入社員39名)