アスクは16日、オリジナル冷却ファン「VAPOR-X(ベイパーエックス)」を採用しHDMI端子も標準装備するRadeon HD 4800シリーズGPU搭載のハイエンドグラフィックスカード3製品を発表した。すべてSAPPHIRE製で、3月中旬以降の出荷開始を予定している。

「SAPPHIRE HD 4870 2GB GDDR5 PCIE HDMI VAPOR-X」

VAPOR-Xは、銅ベースヒートパイプよりも高い熱伝導率を誇る真空状態を利用した冷却システムで、排熱も効率の良いエアフローを考慮した外排気設計になっている。静音性の面でも、3D動作時のリファレンデザイン比で30dBAもの騒音低減を実現しているとされる。形状は2スロット占有タイプだ。

ラインナップは2GB GDDR5のHD 4870を搭載する「SAPPHIRE HD 4870 2GB GDDR5 PCIE HDMI VAPOR-X」(店頭予想価格29,800円)、1GB GDDR5のHD 4870を搭載する「SAPPHIRE HD 4870 1GB GDDR5 PCIE HDMI VAPOR-X」(店頭予想価格28,500円)、512MB GDDR3のHD 4850を搭載する「SAPPHIRE HD 4850 512MB GDDR3 PCIE HDMI VAPOR-X」(店頭予想価格19,000円)。

「SAPPHIRE HD 4870 1GB GDDR5 PCIE HDMI VAPOR-X」

「SAPPHIRE HD 4850 512MB GDDR3 PCIE HDMI VAPOR-X」

コア/メモリクロックなどはリファレンス仕様に準拠。以下は共通仕様で、バスインタフェースはPCI Express (2.0) x16、出力端子はDVI-I(Dual link)/HDMI/D-Sub、メモリ接続バス幅は256bit。

■主な仕様
SAPPHIRE HD 4870 2GB GDDR5 SAPPHIRE HD 4870 1GB GDDR5 SAPPHIRE HD 4850 512MB GDDR3
GPU HD 4870 HD 4850
メモリ 2GB GDDR5(256bit接続) 1GB GDDR5(256bit接続) 512MB GDDR3(256bit接続)
コアクロック 750MHz 625MHz
メモリクロック 900MHz(データレート3.6GHz) 993MHz(データレート約2GHz)
店頭予想価格 29,800円 28,500円 19,000円