コロナはこのほど、2009年モデルのルームエアコンとして、3シリーズ13機種を発表した。発売は2月を予定しており、価格はオープン。

再熱除湿や、10年間交換や手入れが不要で、防臭・除菌効果を持続するフィルターの採用などが特徴の「MGシリーズ」

発表されたルームエアコンは、高機能タイプのMGシリーズと廉価版のSGシリーズが5機種ずつ、同じく冷房専用モデルが3機種となっている。

冷房能力は、MGシリーズが、2.2/2.5/2.8/4.0kWの単相100Vモデルと冷房能力4.0kWの単相200Vモデル、SGシリーズが2.2/2.5/2.8/4.0kWの単相100Vモデルと冷房能力5.0kWの単相200Vモデルがラインナップされる。冷房専用モデルは、冷房能力2.2/2.8/4.0kW。

MGシリーズは、再熱除湿機能の採用と、高機能なフィルターや清潔機能が特徴の製品。再熱除湿とは、除湿の際に低下する空気の温度を、室温に近い温度にまでアップするというもので、菜種梅雨の季節など、気温があまり高くないが湿気は高いといったときに有効だ。

搭載されているフィルターは「10年間交換不要フィルター」と「マルチクリーンフィルター」。10年間交換不要フィルターは、銀イオンと2酸化マンガンの効果により、その名のとおり、10年間、交換や手入れを行わずとも、除菌や脱臭効果を持続するというものだ。マルチクリーンフィルターは、一種のプレフィルターで、細かなハウスダストや花粉、アレル物質などをキャッチするというもの、こちらは消耗品扱いとなっており、3か月程度での交換が推奨されている。

MGシリーズには、フィルターの自動クリーニング機構などは搭載されていないが、運転停止後に室内機内部を乾燥させる「内部乾燥モード」や、「抗菌・防カビフィルター」の採用など、エアコン内部のカビの発生を抑える仕組みが採用されている。さらに前面パネルは取り外して水洗いが可能だ。

SGシリーズは、MGシリーズの廉価モデルという位置づけで、再熱除湿と、10年間交換不要フィルターが除かれている製品。ただし、内部乾燥モードや、抗菌・防カビフィルターなどは搭載されている。