NTTドコモは20日、小学校や学習塾での利用を想定した法人向けASPサービス「こどモニタ」を開発すると発表した。同社は、2009年春の提供開始を目標に開発を進めるとしている。

こどモニタは、携帯端末を利用して児童の登下校状況の確認できるASPサービス。登下校通知/位置通知/学校連絡などの機能が利用できる。ドコモがサービス利用に必要なプラットフォームを提供するため、小学校や学習塾側で、専用のシステムを構築する必要がなく、導入期間の短縮や初期・運用費用の抑制が期待できるという。

登下校通知は、児童が携帯電話を操作することで、登下校したことを保護者にメールで通知する機能。学校側は児童の登下校時刻をパソコンで確認できる。

登下校通知機能の利用イメージ

位置通知は、児童が携帯電話を操作することで、保護者に位置情報をメールで通知する機能。保護者が位置情報を確認するまで、一定間隔でメールを再送する設定も可能。

位置通知機能の利用イメージ

学校連絡は、学校側から保護者や児童に連絡事項をメールで配信できる機能。学校側は、保護者や児童の閲覧状況を確認できる。

学校連絡機能の利用イメージ

対応機種は、F801iSA800iの予定。今後、他の事業者の機種への対応や、位置情報専用端末「CTG-001G」など対応機種の追加を予定している。なお、同サービスの受付窓口は全国のドコモ法人営業部門となる。