シャープは19日、報道関係者向けに、国内携帯電話2008年秋冬モデル新製品の説明会を開催した。シャープ代表取締役兼副社長執行役員の松本雅史氏、同社執行役員 通信システム事業本部長の長谷川祥典氏らが出席。2008年上半期の振り返りおよび新商品紹介を行った。

シャープの2008年秋冬モデルは、合計8機種、33バリエーション

発表会冒頭に松本氏が登壇。海外/国内市場での取り組みについて説明した。同社は2008年9月1付けで通信事業関連の組織変更を行い、移動体通信事業推進本部を新設。端末の開発を国内向けと海外向けに分けて各市場への対応を速め、不透明な市場に対応していく戦略を明らかにした。

シャープ代表取締役兼副社長執行役員の松本雅史氏

シャープ執行役員 通信システム事業本部長の長谷川祥典氏

次に、グローバル市場での取り組みとして中国市場について紹介。同社は現在、中国市場において、AQUOSケータイ「SH9010C」「SH8010C」の2機種を投入いる。SH9010Cについては、4,000元(約56,000円:20日現在)以上の携帯電話の携帯電話としては、中国でもトップクラスの売れ行きだと説明。また今月末には、AQUOSケータイ第3弾となる「SH9020C」を発売することを明らかにした。

松本氏は、今後のグローバル市場への取り組みの指針として、「中国市場を含むアジア/新興市場への積極的な参入」「欧米先進国市場向けスマートフォンビジネスの強化」「世界に通用する特徴ある商品の創出」に注力すると発表した。

国内市場では、国内全体の端末出荷台数が縮小傾向にある中、2008年度上期の国内携帯電話出荷台数で、前期に引き続きトップシェアを維持。4年間連続で国内ナンバーワンを目指すとアピールした。「市場が大幅に縮小している状況の中、市場の活性化はシャープの使命」(松本氏)

携帯電話荷数の推移

メーカー別国内携帯電話出荷数シェア

続いて、携帯電話新製品について説明。同社では2008年秋冬モデルとして、NTTドコモ向けに「SH-04A」「SH-03A」「SH-02A」「SH-01A」、KDDI向けに「AQUOSケータイ W64SH」、ソフトバンクモバイル向けに「FULLTOUCH 931SH」「930SH」を提供。これに、ディズニー・モバイルに「DM003SH」を加えた合計8機種を投入する。

松本氏は今回の新端末では、"大画面・高精細液晶"、"タッチパネル"、"高機能カメラ"の3つのポイントに注力した設定したと説明。同社の液晶テレビ「AQUOS」で培った技術を搭載し、3インチを超えるディスプレイサイズを実現した「SH-04A」「W64SH」「931SH」、タッチパネルを採用し、操作性を向上した「931SH」「SH-03A」「SH-04A」を紹介。高機能カメラについては、「SHケータイ史上最強のカメラ」と表現し、8メガピクセルのCCDカメラ搭載の「SH-01A」「SH-03A」「930SH」をアピールした。

続いて、長谷川氏が上記の高機能カメラについて説明。新たに開発した画像処理エンジン「ProPix」を紹介し、「当社の強みであるデバイスと商品の垂直統合により、今までにないカメラ付き携帯の商品化ができた」とアピールした。また、今回の高機能カメラの登場を「デジカメケータイ元年」と表現し、「デジカメいらずの時代がいよいよ来たのではないか」(長谷川氏)と述べた。

8メガピクセルのCCDカメラを搭載した「デジカメケータイ」は、「SH-01A」「SH-03A」「930SH」の3機種

CMOS(左)とCCD(右)の画質の比較のデモ