映画のようなシーンが撮影できる

EX-F1のハイスピードムービー機能では、いままでは1,000万円もするような特殊カメラでないと撮影できなかった、戦車砲の発射の瞬間や、機関銃の弾が飛んでいくところ、ヘリコプターのローター(回転翼)を誰でも撮影することができる。

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90式戦車の主砲(120ミリ滑空砲)発射の瞬間。画面外の左側に位置する別の戦車の発射による衝撃波(地上の砂などが舞い上がっている)が地面を這い画面の戦車の側面に伝わる瞬間や、戦車砲が発射され砲弾が飛行していく様子、空の薬莢が燃焼されて炎が放出される過程がはっきりと判る

ヘリコプターからミサイルが発射され、発射時の閃光が消えたあと、一呼吸おいてからミサイル自身に点火されて飛んでいく様子や、機関銃弾の何発かに1つガイド用の曳光弾が入っている様子など、いままで映画やアニメでしか見ることのできなかったものが、EX-F1では簡単に誰でも撮影できてしまうのは感動的だ。

感動的といえば、ヘリコプターなどを超スローで撮影すると、それだけで映画のようになって不思議に感動的に見える。いままでプロしか表現できなかったものが普通に撮影できてしまうところにもEX-F1の凄さはあるだろう。

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ハイスピードムービーならヘリコプターのローターの回転がはっきりと見える。ヘリコプターやプロペラ機を写真撮影する際、シャッター速度が速すぎるとプロペラが止まってしまうため動き感に欠け、かといって遅くすると飛行速度についていけない。ハイスピードムービーならば、ヘリコプターの動きと情報の緻密さが両立できる。iPodや動画プレーヤーにいれておけば持ち運びも容易だ
攻撃ヘリAH-1Sから対戦車攻撃ミサイル(TOW)が発射される瞬間。肉眼では発射の閃光とミサイルの曳く白煙しか見ることができないが、ハイスピードムービーならヘリコプターからTOWが放出され、目標に向かって飛翔していく様子を見ることができる