米Auzentechが本格的な日本展開を行うため日本法人DTC Japan株式会社を設立するとともに18日、第一弾商品としてクリエイティブのX-Fiチップを搭載した独自設計のPCIオーディオインタフェース、「Auzen X-Fi Prelude 7.1」を2万4,800円で発売した。
Auzen X-Fi Prelude 7.1は7.1チャンネルの出力が可能なサウンドカード。オーディオプロセッサにはクリエイティブのDSP「X-Fi Xtreme Fidelity」が採用されている。このX-Fi Xtreme Fidelityチップは1秒間に100億回以上の処理を行う世界最高のオーディオプロセッサで、リアルタイムに膨大な音響効果の計算処理を実現できるのが特徴。これにより、Sound Blaster X-Fiシリーズと同様、EAX ADVANCED HD、X-Fi CMSS-3D、3Dヘッドホン機能、X-Fi Crystalizerによる音質補正機能などを実現。またASIOドライバにも対応している。
またD/Aコンバータに、旭化成マイクロシステム社のAK4396を4基採用しているのも大きな特徴。これにより、フロントのL/Rchだけでなく、7.1ch全てのチャンネル用で高音質な再生を可能にしている。またアンプや外部DACでD/Aコンバートするために、光と同軸のどちらでもデジタル出力することが可能となっている。
フロントL/Rチャンネルはナショナルセミコンダクター社のハイエンドオーディオ用超低歪みオペアンプ、LM4562を搭載。このオペアンプはソケット式で搭載されているため、ユーザーが別のオペアンプに交換し、チューニングすることができる。この交換用のオペアンプは市販されているさまざまなものが利用できるが、日本DTC Japanの直販ページでも販売する予定となっている。