続いて、アンダーソン氏は運用管理面に対するMicrosoftのソリューションの紹介を行った。同社が運用管理ソリューションに重点を置いている理由をアンダーソン氏は次のように述べている。

「仮想化がすばらしい技術であることは間違いない。しかし運用管理が優れていなければ、仮想化のメリットを100%発揮することはできない。MicrosofftではMicrosoft System Centerを中心としたソリューションによって仮想化された環境に対する運用管理をサポートしている」

具体的には次のような製品が提供されている。

  • System Center Operations Manager - システムの監視と分析
  • System Center Configuration Manager - セキュリティと構成管理
  • System Center Data Protection Manager - バックアップと復旧
  • System Center Virtual Machine Manager - 仮想マシンの統合や展開

特にConfiguration Manager 2007については、IntelによるvProテクノロジと連携することによって、よりハードウェアに近いレイヤでの管理機能を実現しているとのこと。キーノートではその様子のデモも紹介されている。

Configuration Manager 2007とvProテクノロジの連携

左のひとつのコンソールで右の複数のPCを統合管理できる

また、Operations Manager 2007では、Cross-Platform Extensionsを利用することによってLinuxやSolaris、HP-UXといったWindows以外のOSの監視/分析も可能になるとのこと。同拡張は現在はベータ版が提供されており、正式リリースは2009年の上期を予定しているという。

Cross-Platform Extensionsで非Windows OSもサポート