「Endeavor SV110h」

エプソンダイレクトは20日、Windows Home Server日本語版Power Pack 1をプリインストールしたホームサーバー「Endeavor SV110h」を発表した。販売予定価格は、ベーシックモデルが7万9,800円、パフォーマンスモデルが9万9,750円。9月下旬より受注を開始する予定。

Endeavor SV110hは、同社の超小型デスクトップPC「Endeavor ST110」をベースにした、ホームサーバー向けPC。OSにはWindows Home Server日本語版Power Pack 1を採用し、小規模なネットワーク環境を簡単に導入できる。筐体はコンパクトで、縦横どちらの向きでも設置することが可能だ。通常時の消費電力が26.8Wの省電力設計となっているのに加え、クーリングシステムの効率化により待機時22dBの静音化を実現。省スペース・省電力・静音の利点を活かした、小規模ネットワークの構築に最適な構成となっている。

ホームサーバーの利点は、ファイルを複数のマシンで共有できる点。共有するファイルをサーバーに保存することで、クライアントPCからいつでもファイルの参照が可能だ。サーバーの電源が入っていれば、クライアントPC全ての電源を入れることなく、サーバー内のファイルを扱うことができる。また、インターネット接続環境があれば、外出先から共有フォルダにアクセス可能。リモート接続でクライアントPCにアクセスすることもできる。また、クライアントPCに保存されているファイルを自動的にサーバーに保存することが可能。PCのHDDが故障した場合でも、ファイルの復旧が可能になる。

Endeavor SV110hには、「ベーシックモデル」と「パフォーマンスモデル」の2種類が用意されている。メモリは512MB、チップセットはGM965 Express、という組み合わせが共通の仕様だ。その他は、ギガビットLAN、セキュリティロックスロットなど。

ベーシックモデルの仕様は、CPUがCeleron 560(2.13GHz)、ストレージが250GB容量の5400回転SATA HDD。価格は7万9,800円。

パフォーマンスモデルの仕様は、CPUがCore 2 Duo T8100(2.1GHz)、ストレージが320GB容量の5400回転SATA HDD。価格は9万9,750円。

両モデルともに、本体サイズは75(W)×195(D)×185(H)mm。106PS/2コンパクトキーボードとホイール付PS/2マウスが付属する。注文時にメモリー容量を1GB/2.0GBに選択できるほか、オプションで1TB、2TBの外付HDDの販売を開始する予定。

(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)