ワイヤレスジャパン2008展示会場の中でも、大きめのブースを構えたKDDIブース。発売が順次開始されている夏モデルの展示が行われていたほか、法人向けのソリューション・技術展示が注目を集めていた。
UQコミュニケーションズは海外WiMAX端末を展示
2009年にモバイルWiMAXサービスを開始する予定のUQコミュニケーションズは、KDDIブースの一角で小型基地局など、WiMAXに関連する展示を行っていた。特に、既にモバイルWiMAXサービスを展開している韓国やアメリカで用いられているWiMAX端末は、来場者の注目を集めていた。
ワンセグ端末へオリジナルコンテンツを提供する「ワンセグエリア情報サービス」
「ワンセグエリア情報サービス」は、ワンセグ対応機器所持者に対して、映像などのオリジナルコンテンツを提供するサービス。IPネットワークを利用して、複数拠点に対して画像の一斉配信が行えるほか、データ放送機能を使ったクーポン券の配布や、配信場所に関する情報の提供などができる。駅・空港、商店街、地下街などで利用することを想定している。会場でも、デモンストレーション用コンテンツとしてKDDIブースの紹介が配信されていた。
携帯電話端末への搭載を目指した1Gbpsの高速赤外線通信
携帯電話への搭載を目指して研究・開発が進められていた「1Gbit/s高速赤外線通信技術」のデモンストレーションも行われていた。この技術が携帯電話に搭載されると、100MBのデータをわずか1秒で転送可能となり、さらに快適に携帯電話同士、あるいは、1Gbit/s高速赤外線通信技術対応のパソコン等との通信が行えるようになる。
そのほか、法人向けのソリューションが多く展示されており、来場者が熱心に説明を聞く姿が見られた。
(井上翔/K-MAX)