ヨドバシカメラ マルチメディア梅田のエントランスには、早朝より特設会場が用意され、正午の一斉発売を前に行われるカウントダウンセレモニーのイベント告知が始まった。翌日以降の発売分も含めて、すでに10時過ぎには、ブラック・ホワイトともに16GBモデルは完売。8GBモデルの売り切れも、もはや時間の問題という状況になった。なお、今後の予定に関しては「次回入荷日、数量ともに未定のため、予約などは一切承っておりません」との公式説明がなされている。
発売15分前の11時45分からスタートした特別発売記念セレモニーでは、同店の北沢澄夫店長の開会あいさつに続いて、ソフトバンクモバイルを代表して取締役副社長の富田克一氏が登場。「iPhone 3Gは、これまでの携帯電話とは異なる新しい時代を開くことになります。まさにモバイルインターネット元年がスタートするのです」と、日本での発売を祝うコメントを述べた。
続いて、「白戸(ホワイト)家」のCMで「長男」役としても有名なダンテ・カーヴァーさんが壇上に姿を現すと、200名は押しかけたと見られる観衆からの熱い拍手が沸き起こった。カーヴァーさんは開口一番、これほど大勢の人々に囲まれたのは「予想外です」と語って会場を笑いの渦に。大阪での反響には「すごくうれしいです。お勧めは16GBのクロですよ」と答え会場を和ませるうちに、一気にカウントダウンが進み、正午の発売開始と同時に、大音響とともにお祝いのジェットスモークが吹き上がった。そして、カーヴァーさんの「大阪は暑い……。予想外です」とのコメントでこの場が締めくくられた。
iPhone 3Gの最初の購入者とのフォトセッションの後、いよいよ店内にもiPhone 3Gの販売展示コーナーがオープンし、カタログのパンフレットにも早くも人だかりができるなど、大盛況のうちに記念セレモニーはお開きとなっていた。