iPhone 3Gの発売を待つ人の行列ができている東京・原宿のソフトバンク表参道に、10日夜10時過ぎ、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏が姿を見せた。当時およそ800人が列をなしていたが、孫社長は最後尾までひとりひとりに声をかけ、握手や写真撮影に応じていた。

iPhone 3Gを待つ人々の前に姿を表した孫社長。行列は店の前から神宮橋交差点、山手線を渡って線路沿いに南へ伸びている

孫社長は、当初は店の前を車で通って様子をうかがう予定だったが、行列を見て車を降り、感謝の声をかけることにしたという。孫社長が「おつかれさまです」「ありがとう」などと声をかけると、行列の人々からは「iPhone待ってました!」などと歓声があがった。孫社長自らもこの行列の長さは想像以上だった様子で、携帯電話での写真撮影や握手にも笑顔で応じていた。

ソフトバンク広報では、iPhone 3Gの入荷台数は明かせないとしながらも、並んでいる人には「購入していただけるよう最大限努力する」とコメントし、孫社長も、行列の人々に購入の可能性に期待を持たせる発言をしていた。

発売から3日間、iPhone 3G関連以外の業務を休止して対応にあたるソフトバンク表参道では、通常営業時のおよそ2倍のカウンター数を用意するという。なお、10日時点では整理券を配布する予定はないとしている。