PC、ゲームを高画質に堪能! 多彩な使い勝手のマルチメディア液晶モニタガチンコ勝負!

薄型テレビの市場では、大画面モデルだけではなく、20V型以下の小型モデルの人気も高い。これは、リビング向けだけでなく、個室や寝室で使えるプライベートモデルの需要も伸びているためだ。しかし、パーソナルルームにはすでにPCが置かれていることが多く、PCに内蔵するデジタルチューナーでテレビを観たり、ネットの動画配信サービスを利用したりするなど、テレビ代わりに使っている人も多いだろう。だが、どうせなら、PC用モニタとテレビを両立できるようにしたいと思うのが自然だ。

そんな人におすすめしたいのが、マルチメディアに対応した液晶モニタ。小型テレビにはほとんど採用例がないフルHD(1,920×1,080画素)をカバーするWUXGAパネル(1,920×1,200画素)は、BDソフトなどの高精細映像をそのまま再現する能力を備え、PCのデスクトップ画面も広大になる。PC入力(アナログRGB、DVI端子など)に加え、HDMI端子やD端子、Sビデオ入力といったAV入力も備えるので、レコーダーやゲーム機との接続も可能。そして、AV使用を意識して、静止画だけでなく動画再生も意識した画質設計が行われていること、テレビやビデオ視聴が手軽に楽しめるリモコンが付属することなどが共通した特徴だ。

三菱電機のMDT242WGは、液晶で気になる動画の残像感を抑える「MP ENGINE」を採用していることが特徴。動画のボケを抑え、ハイビジョン放送でも高解像度な映像表示を楽しめる。また、内蔵スピーカーには、同社の薄型テレビと同様にDIATONEの音響技術を採用。「DIATONEリニアフェイズ」回路によるクリアな音質を実現している。

三菱電機　MDT242WGの主なスペック

実売価格	10万4,800円
パネル	24.1V型1,920×1,200ドット
視野角	上下左右178度
輝度	500カンデラ
入力端子	HDMI×2、D5×1、Sビデオ×1、D-sub 15ピン×1、HDCP対応DVI-D×1ほか
サイズ/重量	558.5(W)×270(D)×401.4～460.3(H)mm/11.2kg(スタンド込み)

アイ・オー・データ機器のLCD-MF241Xは、透過率を0～100%まで自由に設定できるPinP機能を持ち、PC画面とビデオ入力画面の同時表示が可能。専用の「ディスプレイマネージャー2V」により、ビデオ入力画面の画質調整や画面サイズおよび表示位置の自由な設定ができるのも便利だ。

アイ・オー・データ機器　LCD-MF241Xの主なスペック

実売価格	11万5,000円
使用パネル	24.1V型1,920×1,200ドット
視野角	上下左右178度
輝度	400カンデラ
入力端子	HDMI×2、D5×1、Sビデオ×1、D-sub 15ピン×1、HDCP対応DVI-D×1ほか
サイズ/重量	566(W)×228(D)×418～488(H)mm/10.8kg(スタンド込み)

EIZOのFlexScan HD2452Wは、同社の液晶テレビ「FORIS」シリーズの高画質化技術を採用し、テレビとしての高画質にもこだわったモデル。PinP機能に加え、ゲームなどで気になる表示遅延を短縮する「スルーモード」を備えるなど、ゲームでの快適なプレイも意識した機能を備えている。

EIZO　FlexScan HD2452Wの主なスペック

実売価格	12万9,800円
使用パネル	24.1V型1,920×1,200ドット
視野角	上下左右178度
輝度	450カンデラ
入力端子	HDMI×2、D4×1、Sビデオ×1、D-sub 15ピン×1、HDCP対応DVI-D×1ほか
サイズ/重量	566(W)×230(D)×363～480(H)mm/10.3kg(スタンド込み)

最後のシャープのAQUOS　LC-22P1は、唯一のチューナー内蔵テレビ。22V型ながらフルHDパネルを採用するなど、実力はヒケをとらない。同社のレコーダーなどとの連携が可能な「AQUOSファミリンク」を採用するなど、テレビならではの利便性の高さが人気。もちろん、PCモニタとしても1,920×1,080ドットのDotbyDot表示が行えるなど、十分な実力を備えている。これらの4モデルの実力をこれからじっくりチェックしてみたい。

シャープ　AQUOS　LC-22P1の主なスペック

実売価格	14万5,100円
使用パネル	22V型1,920×1,080ドット
視野角	上下左右176度
輝度	400カンデラ
入力端子	HDMI×2、D5×1、Sビデオ×1、D-sub 15ピン×1、HDCP対応DVI-D×1ほか
サイズ/重量	W570×H44.8×D271mm/9.7kg(スタンド込み)