電気通信事業者協会(TCA)は7日、6月の携帯電話・PHS契約数を発表した。ソフトバンクモバイルが14カ月連続の純増数首位を獲得したほか、KDDI(au)が純増数でイー・モバイルを下回った。6月は全体的に低調だが、7月は各社の夏モデルが登場するため、契約数の変動が大きくなりそうだ。

春商戦と夏商戦の合間となる6月は、各社とも好材料が少なく、携帯電話全体の累計では30万2,800契約増の1億364万8,400契約。純増数首位はソフトバンクで、15万8,900増を獲得。2位はNTTドコモで、84,200増。3位はイー・モバイルの47,700増、4位はauで1万2,000増だった。auはプリペイド契約の60,400減が響いた形で、ツーカーの契約数がゼロになった今年3月以来の純増数4位だった。なお、ドコモの2in1契約は29,800契約増で累計30万3,900契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 84,200 53,628,700
KDDI(au) 12,000 30,304,900
ソフトバンクモバイル 158,900 19,111,700
イー・モバイル 47,700 603,100
携帯電話総計 302,800 103,648,400

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -200 10,400
KDDI(au) -60,400 14,000
ソフトバンクモバイル -15,300 15,100
イー・モバイル 1,600 -

PHSでは、ウィルコムが900増にとどまり、PHS全体では461万4,800契約だった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 900 4,614,800
PHS総計 900 4,614,800