一番簡単なのはレンタルを利用することだ。日本でも韓国携帯のレンタルサービスを行っている業者が多数あるが、韓国に到着してからでもその場でレンタルを受けることができる。しかも現地なのでレンタル料金は安めだ。韓国ではSKT、KTF、LGTがそれぞれ直接レンタルサービスを行っている。ソウルの仁川国際空港は24時間空港で、レンタルサービスのカウンターも終夜営業しているため、深夜でもレンタルサービスを受けることができる。料金は携帯電話が300円/日程度、通話料が10円/10秒程度と安価である。もちろん韓国の携帯電話だから電話番号は韓国のものであり、韓国内で連絡を取り合う場合は非常に便利だ。

各通信事業者のレンタル案内
SKT Roaming http://www.skroaming.com/jp/(日本語)
KTF Roaming https://www.ktfroaming.com/english/inbound/index.do
LGT Roaming http://www.lgtelecom.com/jsp/eng/rental_service.jsp

ただしレンタル携帯は、渡航の度に貸し出し・返却の手続きが必要だ。数日程度の滞在で、あまり携帯電話を利用しないのであれば、レンタルは手間がかかってしまい面倒かもしれない。また音声通話サービスしか対応しておらず、メールの利用やPCをつないでのデータ通信ができない。レンタルする度に携帯電話の番号も変わってしまう。このためレンタルサービスを受けるメリットのある人は、"1週間程度の中期滞在で通話を頻繁に利用する人"となるだろうか。

通信事業者によっては日本語のレンタル案内もある

韓国で自分専用携帯を持つならプリペイド携帯

自分専用の韓国携帯を持ちたいならば、プリペイド携帯電話を買うのがよいだろう。韓国では携帯電話の契約に住民登録番号が必要なため、非居住者である外国人が契約することは難しい。そのため外国人が持てる現地携帯はプリペイド携帯電話だけとなる。

ただし韓国でプリペイド携帯を持つには若干の敷居の高さがある。たとえば日本ならば各通信事業者がプリペイド専用携帯を販売しているが、韓国では通信事業者による直接販売は行われていない。またSIMカード方式の国では一般的な「プリペイドSIMカード」も販売されていない。このため諸外国のようにプリペイド携帯を買うことは簡単ではないのが実情だ。

しかし留学生や長期滞在者などの外国人は実際に現地のプリペイド携帯を利用しており、海外からの旅行者でも購入することができないわけではない。では韓国でプリペイド携帯はどのようにして購入すればいいのだろうか?