東芝は、夏モデルとしてスタンダードノートPC「dynabook AX」、上位モデル「dynabook TX」、コンパクトタイプの「dynabook CX」をフルモデルチェンジ。全モデルで新デザイン、新カラーリングとなり、2GBとメモリーとHDMI端子(一部モデルを除く)を持つなどスペックアップした。

特に、デザインはディスプレイを開いているときも閉じているときも統一感のあるフラットデザイン&ラウンドフォルムを採用。前後左右どこから見ても丸みを持たせている。また、遠くから見ると高級感のある光沢、近くで見ると繊細なグラデーションラインが見えるようになった。これは、新加飾技術「インモールドデザイン(成型同時加飾転写)」を採用したため。成型時にメタリック、パールに映えるグラデーションラインを転写しながら、スタイリッシュなフォルムを仕上げている。

3色のカラバリを揃える

カラーバリエーションは、女性がインテリアに添えたい色のベスト3(2007年1月 ADKによるWeb調査)として、上質なプレミアムカラー「プレシャスブラック」、インテリアに溶け込むリラックスカラー「リュクスホワイト」、可憐で優しいガーリーカラー「スウィートピンク」の3色を用意した。このほか、フラットなデザインのタッチパッドを搭載。本体と一体化されていて、そこにタッチパッドがあることを意識させないデザインとなっている。

機能面では、全機種が「レグザリンク」に対応。各PCメーカーもAVリンク機能を提供しているが、「dynabook」だけがテレビのリモコンでパソコンを操作できるようになっている。これにより、「dynabook」のハードディスク内にある動画や写真のデータを、液晶テレビ「レグザ(REGZA)」のリモコンを使い、レグザの画面で楽しめる。しかも、「dynabook」にはHDMI端子を備えているため、映像も音声もケーブル1本。コントロールパネルを使った音声の設定変更も必要なく、画面の端が切れないように自動的に設定が変更される。

「dynabook AX」「dynabook TX」は、音楽にもこだわっている。harman/kardonのスピーカーを持つほか、Dolbyサウンドルーム、Maxx Audioに対応している。

ソフトウェアとして「無線LANらくらく設定」を搭載。WPS(Wi-Fi Protected Setup)対応ワイヤレスLANルーターなら、無線らくらく設定「Configfree」を起動して、ワイヤレスLANルーターの「WPS」ボタンを押し、PC画面上に表示されたメッセージの「接続」ボタンを押すだけで、無線LANの設定ができる。PowerPoint搭載モデルには学習ソフト「動画で学ぶPowerPoint」を搭載。基本操作を音声と動画で分かりやすく説明してくれる。

dynabook AX

dynabook AX

スタンダードタイプの「dynabook AX」は、「AX/55F(B)」「AX/54F(B)」「AX/53F(W/B/P)」「AX/52F(W)」の4モデルを用意。全モデルで、OSはWindows Vista Home Premium(SP1)、CPUがCeleron 550(2GHz)、ディスプレイが15.4型Clear Super View液晶(WXGA)、メモリーが2GB(1GB×2、デュアルチャネル対応)、ハードディスクが160GB(5400rpm)、通信機能が100BASE-TX・10BASE-T/IEEE802.11b/g、ドライブがDVD±R DL対応スーパーマルチドライブ。このほか、「AX/55F(B)」「AX/54F(B)」「AX/53F(W/B/P)」はFeliCaポート、「AX/54F(B)」はPowerPoint、「AX/55F(B)」は2灯式の明るいディスプレイを搭載。「AX/53F(W/B/P)」は新色3色が選べるようになっている。サイズは約362×267×34.5~38.5mmで、質量(バッテリ含む)は「AX/55F(B)」が約2.9kg、「AX/54F(B)」「AX/53F(W/B/P)」「AX/52F(W)」は約2.7kg。リチウムイオンバッテリーを持ち、バッテリー駆動時間は「AX/55F(B)」が約1.8時間、「AX/54F(B)」「AX/53F(W/B/P)」「AX/52F(W)」が約0.9時間。

dynabook TX

dynabook TX

 上位モデル「dynabook TX」は、「TX/68F(B)」「TX/67F(B)」「TX/66F(W/B/P)」「TX/65F(W)」の4モデルを用意。全モデルで、OSはWindows Vista Home Premium(SP1)、CPUがCore 2 Duo(2.1GHz)、ディスプレイが15.4型WXGA、メモリーが2GB(1GB×2)、通信機能が100BASE-TX・10BASE-T/IEEE802.11b/g、ドライブがDVD±R DL対応スーパーマルチドライブ。ハードディスク(5400rpm)は、「TX/68F(B)」が250GB、「TX/67F(B)」「TX/66F(W/B/P)」が200GB、「TX/65F(W)」が160GB。「TX/68F(B)」「TX/67F(B)」「TX/66F(W/B/P)」は、FeliCaポート、「TX/67F(B)」はPowerPoint、「TX/68F(B)」は明るいディスプレイを搭載。「TX/66F(W/B/P)」は新色3色が選べるようになっている。サイズは約362×267×34.5~38.5mm、質量(バッテリー含む)が「TX/68F(B)」が約2.9kg、「TX/67F(B)」「TX/66F(W/B/P)」「TX/65F(W)」が約2.7kg。バッテリー駆動時間は、「TX/68F(B)」が約2.6時間、「TX/67F(B)」「TX/66F(W/B/P)」「TX/65F(W)」が約1.3時間。

dynabook CX

dynabook CX

軽量・コンパクトな「dynabook CX」は、「CX/48F(W)」「CX/47F(W)」「CX/45F(W)」の3モデルを用意。全モデルで、OSはWindows Vista Home Premium(SP1)、ディスプレイが13.3型WXGA(「CX/48F(W)」のみLEDバックライトを搭載)、メモリーが2GB(1GB×2)、ハードディスクが160GB(5400rpm)、通信機能が100BASE-TX・10BASE-T/IEEE802.11b/g、ドライブがDVD±R DL対応スーパーマルチドライブを搭載するほか、FeliCaポート、PowerPointを持つ。CPUは、「CX/48F(W)」と「CX/47F(W)」がCore 2 Duo T8100(2.1GB)、「CX/45F(W)」はCeleron 550(2GB)となっている。サイズは、「CX/48F(W)」が約314×229×25.4~35mm、「CX/47F(W)」「CX/45F(W)」が約314×229×27.5~35mm、質量は「CX/48F(W)」が約1.9kg、「CX/47F(W)」「CX/45F(W)」が約2.1kg。バッテリー駆動時間は、「CX/48F(W)」が約4.5時間、「CX/47F(W)」が約3.5時間、「CX/45F(W)」が約2.6時間。