Mozilla Foundationは16日 (米国時間)、WebブラウザFirefoxの最新版「Firefox 2.0.0.14」を公開した。脆弱性の修復を目的としたセキュリティリリースであり、新機能の追加は行われていないが、Mozillaではすべてのユーザに対しアップデートを呼びかけている。

Mozilla Foundationセキュリティアドバイザリの報告によれば、今回のリリースにおける修正箇所は1件。JavaScriptガベージコレクションを原因としたクラッシュが発生することが確認され、このようなクラッシュを攻撃に悪用する事例が過去に存在したことから、重要度が4段階中もっとも高い「Critical」に分類したうえで修正を行ったもの (MFSA 2008-20)。なお、ThunderbirdとSeaMonkeyにも同じ問題の存在が確認されているが、日本時間の17日の時点では新バージョンはリリースされていない。