本体向かって右側面には、平型ステレオイヤホン端子、マナー / BACKキー、サイド上下キー、サイド決定キー、TV / シャッターキーが配置される。サイド決定キーを通話中に押すと相手の声が録音できるほか、待ち受け画面中にTV / シャッターキーを押すとau Media Tunerが、1秒以上長押しするとカメラが起動する。また、液晶部を裏返した「ビュースタイル」の状態でもある程度の操作が可能だ。TV / シャッターキーを閉じた状態で長押しすると、ライトが点灯し、暗い場所でも明るく照らせる。
左側面には充電用端子、外部接続用端子が配置される。外部接続用端子には、充電器やUSBケーブルをつなげることができる。通話時に利用するスピーカーは液晶上部、マイクはアプリキーの上辺りについている。
高画質カメラ・ワンセグ・防水と、ちょうど前モデルとなる「W52CA」「EXILIMケータイ W53CA」を合わせた機能を持っている。重量はW53CA(約121g)よりもW52CA(約139g)に近い約132g。サイズはW52CA(約49×104×21mm)よりもW53CA(約W50×H103×D18.9mm)に近い約50×106×18.9mm。高さは106mmとちょっと長めだが、幅50mm(50mm以下が持ちやすいサイズといわれている)、厚さが18.9mmと、持ちやすいサイズでありながら、手に持つとズッシリとした存在感を感じられる大きさになっている。
auの春モデルは、120g以下の軽量モデル(「W61P」や「W61K」など)と130g以上の重量モデル(「W61S」や「W62SA」など)に分けることができる。W61CAは重量モデルに入るが、使いにくさはほとんど感じない。
次に、W61CAの高画質カメラ・ワンセグ・防水など充実した機能を詳しく紹介していこう。
まずは防水機能から。本体左側面の外部接続端子、本体右側面の平型ステレオイヤホン端子のカバーにはオレンジのパッキンが付いており、端子への水の浸入を防いでいる。電池カバーもしっかりしていて、スイッチをスライドさせてロックすることで確実に防水できる。カバーの内側には電池を設置するスペースのほか、au ICカード(USIM)、microSDカードスロットを備えている。microSDカードは取り出しにくくなるが、防水面で見れば有効。頻繁に抜き差しするものではないため、単にカバーで覆うだけより安心して使うことができる。
ヒンジ部はどうしてもスキマができる。隙間をなくすと動かせなくなるため、ヒンジ部は水が入ることを前提とした設計になっている。これは、マイク、スピーカーなどの穴が必要な部分も同じ。水にぬれたときは、まずはヒンジ部側を持ち左右に振ってから、本体下側を持ちTV用補助アンテナを伸ばした状態で振る。次に水が抜けにくいヒンジ部を乾いた布などで十分ふき取る。その上で乾かすのだ。あとは、いくら防水だからといって、やたらと水周りで使わないように。特に水以外、塩水だとか牛乳などには注意してほしい。