速くて安い今度の「AirMac Express」

Appleは17日 (米国時間)、小型無線LANベースステーション「AirPort Express」をアップデート、高速無線通信規格のIEEE 802.11nドラフトに対応した新モデルを発売した。価格の見直しも行われ、米Apple Storeでの新価格は前モデルより30ドル安い99ドル。「AirMac Express」の製品名が使用される日本での価格は、17日の時点では発表されていないが、Apple Storeでは前モデルの価格が9,400円に引き下げられている。

アップデートされたAirPort Expressは、本体外形寸法 / 質量が94.01×75.00×28.5ミリ / 188グラムとほぼ同一の外観ながら、IEEE 802.11nドラフトに対応、データ転送速度は前モデルに比べ最大で約5倍向上。ラジオ出力も20dBm (公称値) と前モデルの15dBmからパワーアップ、通信範囲は最大2倍に拡大された。セキュリティ機能では、時間によるアクセスコントロールが追加されている。

動作環境に変更はなく、すべての機能がサポートされるのはMac OS X v10.4以降とWindows XP / Vista。USBプリンタの共有については、Mac OS X v10.2.7以降がインストールされたMac、およびBonjour for Windows (AirMac Express付属のCD-ROMに収録) をインストールしたWindows PCがサポートされる。