2009年春に卒業を迎える大学生の就職活動が本格化している中、HTC Nipponは東京・渋谷に開設している同社スマートフォンの体験スペース「HTC LAND」で、就職活動中の学生がスマートフォンを活用できるシーンを紹介するセミナー「差がつく就活テクニック」を開催した。

セミナーでは、HTC製スマートフォンの情報サイト「htc Fan Site」の代表・kzouさんと、本社(毎日コミュニケーションズ)就職事業本部・新宮正澄の対談形式で、学生向け就職情報サイト「マイナビ2009」の利用を想定しながらスマートフォンの活用術が紹介された。

htc Fan Site代表 kzouさん

毎日コミュニケーションズ就職事業本部 新宮正澄

現在のスマートフォンで最大のメリットとなるのが、Webサイトの閲覧などのインターネット利用が自由に行えることだ。最近ではほとんどの携帯電話にPC用Webサイトを見るためのフルブラウザが搭載されてはいるが、JavaScriptを使った機能を利用できないといったこともあるので、例えば募集ページのエントリーボタンが押せないなどの問題が起きる可能性がある。スマートフォンに搭載されているブラウザは元々PC向けWebサイトの閲覧を想定して開発されており、また自分で好みのブラウザを追加することも可能なので、より多くのPC向けWebサイトに外出先からアクセスできる。

最近では、携帯電話専用に別のページを設けているWebサイトもあり、マイナビ2009でも携帯版ページを用意している。携帯版では会社説明会の予約や企業からの連絡のチェックなどが可能になっているが、就職活動におけるマナーの解説や筆記試験対策といったコンテンツはPC版サイトだけで提供されている。このようなコンテンツ部分はPCのある自宅や学校でないと見られなかったが、スマートフォンであれば、会社訪問や試験の直前に見て復習することも可能だ。

携帯版サイトで見られないコンテンツもスマートフォンなら制限なく見られる

Webサイトの閲覧に加え、スマートフォンではメールの利用もPC並みの自由度で行える。学校のメールサーバーが外部からのアクセスを許可していれば、携帯電話アドレスのメールも学校アドレスのメールも一台で送受信できる。特に、自宅にPCやインターネット接続環境がない学生にとっては、学校のアドレスに届く連絡を学校へ行かなくても確認できるので非常に便利だ。

そのほか、最近ではGoogleがWindows Mobile用に「Googleマップ」の専用クライアントソフトをリリースするなど、各種サービスがより使いやすくなっている。一日に複数社を訪問するときに、外出先で地図や電車の乗り換えを調べるといったことも行いやすい。

PCと完全に同じレイアウトでWebサイトを閲覧可能。訪問の直前にその企業の情報を確認することもできる

Windows Mobile用の専用ソフトが用意されているサービスはより快適に利用できる

「マイナビを利用している学生に聞くと、出先や移動中でも最も頻繁に確認するのは合否の連絡」(本社・新宮)だという。合否が心理的に気になる事項であるのはもちろんだが、面接の日程が重なる場合など、ある企業の合否が次にアプローチすべき企業を左右することもあり、合否を少しでも早く知ることは就職活動の戦略上でも重要だ。マイナビのように携帯版を用意しているサービスを利用していれば、一般の携帯電話でも合否連絡をチェックできるが、独自の採用サイトを構築している企業などでは、携帯電話からはそのサイトにログインできないこともある。ほとんどの学生は複数の就職情報サイトを使っているので、その中に一般の携帯電話から利用できないサイトが含まれている場合、PCと同じようにアクセスできるスマートフォンが有利だといえる。

また、スマートフォンは就職活動に役立つだけでなく、学生生活自体をより楽しくするものにもなり得る。インスタントメッセンジャーを使えばPCの前にいる友人ともリアルタイムでチャットが可能だし、オンラインソフトの中にはmixiなどのサービスをより使いやすくするツールもある。これまでPCでないとできなかったことが電話機でも可能になるという点で、PCよりも携帯電話が身近なネット端末となりつつある若者のライフスタイルに、スマートフォンはマッチしていると見ることもできる。

「HTC LAND」では今月毎週土曜日にこのようなミニセミナーを設けており、会期中最終回となる次回は「旅行先でどう使う? レジャー活用術」をテーマに23日14時から開催する。