『ヒカルの碁』が囲碁界に与えた影響とは?

――梅沢さんが大きく注目されるキッカケになった『ヒカルの碁』ですが、囲碁界への影響もやはり大きかったですか?

「そうですね。現在日本棋院には院生が100人くらいいるんですよ。やっぱり『ヒカルの碁』で囲碁を覚えて強くなった子どもたちが、実際にプロを目指しているんです。私が院生だったころって40人くらいしかいなかったんですよ。プロを目指す子どもだけではなく、たとえば高校選手権の参加者も、以前2,000人だったのが、現在では4,000人くらいの規模になっていますし」

――『ヒカルの碁』の監修を引き受けたとき、ここまで大きな影響力を持つと思っていましたか?

「最初にお話をいただいて、主人公のヒカル君の絵を見せてもらったとき、『人気が出なかったら3カ月で終わり』みたいなことを言われたんです。これはやばいと思って(笑)、棋士仲間たちみんなで週刊少年ジャンプを買って、愛読者カードに"『ヒカルの碁』面白かったです"、みたいなことを書いてもらったり(笑)。結果としてすごい人気になってよかったです」

――サッカーでいえば『キャプテン翼』のような影響力ですからね

「ちなみに、うちの旦那(Jリーグ・川崎フロンターレの吉原慎也選手)は、『キャプテン翼』をきっかけにサッカーをはじめてます(笑)。今、いわゆる"ヒカル世代"は大学生くらいなんですけど、現在の大学囲碁界は本当に強いですよ。大学生が一般の大会で優勝しちゃったりするんです。『ヒカルの碁』のおかげで、すそ野どころかレベルもすごく上がりました。そういう意味では、自分の首を絞めちゃったのかもしれないんですけど(笑)。いずれにせよ望ましいことですね。これまでファンの方からお手紙をもらうというと、"達筆すぎて読めない"くらいの年輩の方が多かったんです。それが『ヒカルの碁』がはじまってからは、"幼すぎて字が読めない"みたいな子どもからもお手紙をもらうようになりました(笑)」

 

『梅沢由香里のやさしい囲碁』で念願のキャラクターに!?

――今回発売された『梅沢由香里のやさしい囲碁』については、どういった点に重点を置かれましたか?

ゲーム内でキャラになって大活躍

「内容については、とにかく入門編を入れてくださいとお伝えしました。細かなところもいろいろとお話しさせていただいてますが、とにかくこのゲームではじめて囲碁を体験する方でもわかるような内容にしてほしい、ということをお願いしました」

――梅沢さんはメインキャラクターとして大活躍なさっています

「私、アニメのキャラになるのが夢だったんですよ。実はそれが今回の最大の要望でした(笑)。とにかく、キャラになって、ゲームの中でジタバタしたかったんです。本当はストーリー仕立てにしてほしかったんですけど、それはちょっと時間的に無理だったようです(笑)」

――特にどういった方にプレイしてもらいたいですか?

「ゲームが好きな人って、基本的に頭を使うことが好きだと思うんですよ。そういった人は絶対に囲碁が好きになれると思います。囲碁って、難しそうなイメージで取っ付きにくそうですが、実際にやってみると絶対に面白いと思うんですよ。特にこのゲームは、これまで囲碁と無縁だった人にぜひともトライしてもらいたいですね。囲碁のルールってそんなに難しくはないんです。囲碁が本当に面白くなってくるのにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、ゲームだったら根気よく相手をしてくれますし、一人で勉強にするには最適だと思います。わかりやすく教えるという点では、これまで私が培ってきたノウハウがすべてこのソフトには注ぎ込まれていますので、囲碁に少しでも興味のある方は、とにかくプレイしてみてほしいです。そして、囲碁が好きになるきっかけになってくれるといいな、って思います」

――どうもありがとうございました

 

ゲームタイトル 梅沢由香里のやさしい囲碁
対応機種 ニンテンドーDS
ジャンル テーブルゲーム(囲碁)
発売日 1月31日
価格 5,040円
CEROレーティング A (全年齢対象)
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