今週はキャンペーンのお知らせから。インテルは1日より、同社製CPUを購入すると応募できる「わくわくキャンペーン」を実施している。抽選により、ソニーの「Rolly」(毎週1名)、ニコンの「COOLPIX S51c」(同1名)、アップルの「iPod classic 80GB」(同2名)といった豪華賞品が当たるもので、期間は来年1月14日まで。

「わくわくキャンペーン」の景品。"豪華なもの"と"そうでないもの"のギャップが大きいような気もするが、そんなことは気にしてはいけない

対象となるのはCore 2 Extreme/Quad/Duo、Xeon、Pentium Dual-Coreで、製品によって、当選確率が変わるのが特徴。特に、今月中旬に正式発表が予定されている45nmプロセスのCore 2 Extreme(コードネーム:Penryn)は確率が4.5倍と高くなっており、狙い目だ。購入を考えているのであれば、忘れずにキャンペーンにも参加しよう。

GeForce 8800 GTが大人気

今週、秋葉原で一番の話題は、NVIDIAの最新GPU「GeForce 8800 GT」を搭載したグラフィックカードの発売だ。GeForce 8800シリーズの性能を3万円台前半で購入できるということで、各ショップで完売も出るほどの大人気となっている。

ELSA製

Leadtek製

GIGABYTE製

ASUSTeK製

GALAXY製はバルクもあった

InnoVISIONのOCモデル

XPertVision製

TwinTech製

バスインタフェースはPCI Express、搭載メモリは512MBといった仕様は共通。今のところ、発売となったのは12社15種類の製品で、ほとんどはリファレンスに沿ったものだが、オーバークロックモデルも早速4種類が登場している。価格は以下の通り。

各モデルの販売価格
製品 価格
ASUSTeK 38,000円~40,000円前後
ELSA 38,000円~40,000円前後
GALAXY 34,500円~35,000円前後
GIGABYTE 31,500円~34,000円前後
InnoVISION 33,000円~34,500円前後
InnoVISION(650MHz) 37,000円前後
Leadtek 37,000円~38,000円前後
MSI 35,500円~36,500円前後
TwinTech 34,500円~36,000円前後
XFX 35,000円~35,500円前後
XFX(640MHz) 37,500円前後
XFX(670MHz) 39,500円前後
XPertVision 37,000円前後
ZOTAC(660MHz) 34,500円~37,000円前後
玄人志向 34,500円~36,000円前後
注:特に記載のないものは標準のコアクロック(600MHz)

ご覧の通りGIGABYTEの「GV-NX88T512H-B」が最も安く、一番人気。ほとんどのショップで完売となっていた。比較的入手しやすいのはInnoVISION製だが、どのメーカーのモデルも入荷数自体は十分でなく、「週末で完売」と見るショップも多い。特にオーバークロックモデルの人気は高いので、狙うなら早めがいいだろう。

ところで、GeForce 8800 GTのウリの1つは1スロット厚になったことだが、その分、クーラーの冷却性能は低いようで、某ショップが計測したところによると、温度が高負荷時で90℃にも達したとか。高速電脳では、VGAクーラー「V2」(Thermalright製)とVRMヒートシンクからなる「換装セット」も用意し、6,980円で販売中だ。

「換装セット」を装着したところ。黒いヒートシンクがVRM用に追加されたものだ