米Appleは10月22日 (現地時間)、2007年度第4四半期 (7-9月期)決算を発表した。同社は6月29日に米国でiPhoneを発売。8月8日に新iMac、iLife '08、iWork '08を発表し、9月6日にiPodの全モデルを一新すると共にiPod touchを発表した。これらの新製品投入が追い風となり、7-9月期には全カテゴリで出荷台数が大幅に伸びた。

第4四半期の売上高は62億2,000万ドルで、前年同期比29%増、前期比15%増だった。純利益は9億400万ドル(希薄化後の1株あたり1.01ドル)で、前年同期の5億4,200万ドル(同0.62ドル)から大幅増益を果たした。

Macの出荷台数は216万4,000台。176万台で過去最高を記録した前期から23%増を果たした。前年同期比では34%増。"ポータブル"(MacBook、iBook、MacBook Pro、PowerBook)の好調を維持しながら、新iMacが投入された"デスクトップ"(iMac、 eMac、Mac mini、Mac Pro、PowerMac、Xserve)が伸びたのが200万台突破につながった模様だ。ポータブル製品の出荷台数は134万7,000台で、前年同期比37%増、前期比19%増。デスクトップ製品は81万7,000台で、前年同期比31%増、前期比29%増だった。また"ソフトウエア、サービスおよびその他"は売上高4億3,000万ドルで、前年同期比36%増、前期比11%増。

iPodの出荷台数は1,020万台で、前年同期比17%増、前期比4%増だった。iTunes Storeの売上やiPodサービス、iPodアクセサリなどが含まれる"音楽関連製品/サービス"の売上高は6億100万ドルで、前年同期比33%増、前期比1%減。iPhoneの出荷台数は111万9,000台で、発売からの累積では138万9,000台となった。

なお通年の売上高は240億ドルで、前年度の193億ドルから24%増だった。

2008年度第1四半期についてCFOのPeter Oppenheimer氏は、売上高92億ドル前後、希薄後1株あたり1.42ドル前後の利益を予測している。