アップルは10月16日、Mac OS Xの6度目のメジャーリリースとなる「Mac OS Xバージョン10.5 Leopard」を10月26日午後6時に出荷すると発表した。同日午後6時より販売を行う。価格はシングルユーザーライセンスが14,800円、5人分のユーザーライセンスを含むファミリーパックが22,800円となっている。同社のサイトには発売までのカウントダウンが表示されており、オンラインストアでは予約受け付けを開始している。なお同日には「Mac OS X Server バージョン10.5 Leopard」も発売される。価格は10クライアント版が57,800円、無制限クライアント版が114,800円だ。

Mac OS Xバージョン10.5 Leopardには300以上の新機能が搭載される。一新されたFinderには、Cover Flowとサイドバーが加わり、またDockから容易にファイルにアクセスできるStacksという新機能を備える。ネットワーク機能も強化され、ローカルネットワーク上のMacまたはWindows PCの内容をSpotlightで検索し、Cover Flowを使ったブラウズやドラッグ&ドロップによる簡単なファイル共有が可能。このほかアプリケーションを開かずにファイルの内容を確認できるQuick Look、アプリケーションのグループを使ってデスクトップを整理するSpaces、バックアップ機能のTime Machine、WindowsをIntel Macでネイティブ動作させるBoot Campなどの新機能を搭載する。

Leopard Serverの改善ポイントは、サーバ機能の使い勝手の向上だ。サーバアシスタント/ サーバ環境設定やServer Status Dashboardにより、従来よりも簡単にネットワーク上のシステムのセットアップ、管理や監視などを行える。またサーバ上に保存されたユーザ情報を基に、Leopardクライアントの各種アプリケーションの自動設定が可能。ポッドキャスト配信を支援するPodcast Producer、共同編集型Webページの作成・編集を容易にするWiki Server、カレンダー/ 会議予定/ イベント等の共有・設定を簡単にするiCal Serverなどを備える。