アイギークは、Mac OS X向けキャプチャソフト「Snapz Pro X」(スナップズ プロ エックス)を発表した。

Snapz Pro Xはディスプレイ上の動きを静止画、動画でキャプチャでき、音声ファイルの録音にも対応。個人向けダウンロード版は同社オンラインショップにて発売を開始しており、店頭パッケージ版は9月22日から販売する。価格は、個人向けダウンロード版が8,820円、店頭パッケージ版が13,400円。

Snapz Pro Xは、米Ambrosia Softwareが開発・発売を行い、同オンラインストアなどですでに購入できるようになっている。多くの日本のユーザーがドル建てのカード払いといった壁を越え、Snapz Pro Xダウンロード版を購入しているという。この現状をふまえ、今回日本での販売代理を行うアイギークは、日本市場での可能性を確信しているという。

左から、米Ambrosia SoftwareのAndrew Welch社長、マーケティングディレクターのMichael Simmons、アイギークのデイビッド L.スミス社長、代表の内田あゆみ氏

Mac OS X用スクリーンキャプチャ・ビデオキャプチャーではトップレベルだと自負しているという、米Ambrosia Software 社長 Andrew Welch氏

一方の米Ambrosia Softwareは、販売代理店としてアイギークを選んだ理由は、ユーティリティを中心とするMac製品の販売実績や日米両国での販売経験など、ディストリビューターとして信頼できる点を挙げた。アイギークのデイビッド L.スミス社長は「日本におけるパートナーに私たちが選ばれたのは、とても名誉なことだ」と述べた。また内田あゆみ日本事務所代表は、「今まで外国企業の誘致を行ってきた中で、最も議論が白熱した。彼らとならきっとよい関係を築けると感じた」と振り返る。

Snapz Pro Xは、ディスプレイ上の動きを静止画、動画として撮影でき、音声ファイルの録音にも対応するユーティリティ。対応する画像ファイル形式は、BMP / GIF / JPEG / PDF / PICT / PNG / PSD / TIF。対応圧縮コーデックは3ivx D4 4.5 / H.263、H.264 / Apple Pixlet Video / グラフィクックスコーデック / アニメーションコーデック / MPEG-4など28種類。対応OSは、Mac OS X 10.3.9以上。

Photoshopでイラストを描く過程をキャプチャしたデモンストレーション。PhotoshopなどCPUパワーを使うソフトと同時に使用しても問題なくキャプチャできる

iChatでチャットを行う様子を録画するデモンストレーションが行われ、会話の内容もしっかりと聞き取れる録音技術をアピールした