あのFlyBookのショールーム

まずは新規オープンの話題から。ちょっと電気街の中心からは離れるが、昌平橋の近くに「FlyBook」のショールームがオープンした。場所は、東京都千代田区外神田2-3-7、ヤマギワリビナ本館の道路を挟んだ向かいになる。

仮オープンしたFlyBookショールーム

ショールーム内は落ち着いた雰囲気

FlyBookは、Dialogue Technology(日本法人:ダイアローグ・ジャパンが開発・販売するモバイルPC。ディスプレイが手前にせり出すギミック(VMシリーズ)や、携帯電話のSIMカードが使えるといったユニークな機能を持つノートPCで、昨年より日本国内でも販売を行っている。

このショールームはまだ「仮オープン」の段階で、本格稼働は9月上旬を予定している。一部展示が間に合っていないコーナーもあるが、国内未発売製品の先行展示などはすでに開始されており、本格稼働後は販売も行う予定だという(予約は受付中)。営業時間は11:00~19:00(日曜日・祝日休み)。興味がある人は覗いてみるといいだろう。

日本未発売の「V5」シリーズも展示中だった

以下はおまけ。

工事中のソフマップ秋葉原本館。入口付近に電光掲示板もできていた

ビルの屋上には社名も入った。こちらは9月6日の開店予定だ

ラオックス「ザ・コンピュータ館」の近くに、工事中のカラオケ店が

メイドさんの店になるようだ。9月1日にオープンするという

最後のAthlon 64か? 6400+が発売に

今週は月曜日に、AMDの新CPU「Athlon 64 X2 6400+ Black Edition」が発売となっている。Athlon 64 X2シリーズのハイエンドモデルとなるもので、動作クロックは3.2GHzと、従来(6000+)から200MHz高速化されている。TDPは125Wで変わらない。価格は31,500円~32,500円前後と、6000+からは1万円程度高くなっている。

黒いパッケージの「Athlon 64 X2 6400+ Black Edition」。箱のサイズはいつもと同じだが、CPUクーラーは付属しない

OPNは「ADX6400IAA6CZ」。これは6000+のOPNから、6000→6400と変更になっただけだ。主な仕様は同じ

売れ行きはまずまずのようだが、「発売日には出たが、それ以来さっぱり」というショップが多かった。半年~1年前くらいと比べると、これでもハイエンドCPUの初値としては安いくらいなのだが、最近の値下げにより、ラインナップの中で割高感が目立ってしまうのも事実だ。CPUクーラーが付属しないということもあり、絶対性能を重視するユーザー以外はちょっと手が出しにくい感じになっている。

AMDは今年後半、CPUのブランド変更を予定しており、ハイエンドは「Phenom」シリーズに、ミドルクラスは「Athlon X2」になる。慣れ親しんだ「Athlon 64」というブランドはなくなることが明らかになっており、今回発売となったAthlon 64 X2 6400+はその最後の新製品となる可能性もある。