NewTekは7日(米国時間)、統合型3D CGソフトの最新版「LightWave 3D v9.3」を発表した。SIGGRAPH 2007会期中に公開予定のアップデータは、LightWave 3D v9の登録ユーザに対し無償提供される。

今回のバージョンではレンダリング機能を強化、モーションブラーの高画質化やサブサーフェイススキャッタリングの高速化を図った。開発キットもアップデート、より高機能なカスタムプラグインやエフェクトツールが開発可能になったという。

あわせてMac OS X向けには、ユニバーサルバイナリの提供を開始することも発表した。PowerPC G4 / G5およびIntel製CPUの両方に対応することで、より多くのMacintoshユーザに最適化されたパフォーマンスを提供する。ユニバーサルバイナリ版の製品は、LightWave 3D v9の登録ユーザに対し無償提供される。

LightWave 3Dは、モデリングからアニメーションの作成まで対応する統合型3DCGソフト。当初はAmigaの映像編集ソフト「Video Toaster」にバンドルされ、3Dロゴの作成などエフェクトツールとして位置付けられていたが、Amigaプラットフォームの衰退に伴い3DCGソフトとして独立、WindowsやSGI IRIX、Macintoshなど複数のOSに対応する路線に転じた。現行バージョンのv9.xでは、Windows版とMac OS X版の販売が継続されている。