テスト環境を紹介しておこう。主な構成は下の図をご覧いただきたい。
CPU | Core 2 Extreme QX6850 | Core 2 Extreme QX6800 |
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M/B | ASUSTeK P5K Premium WiFi-AP Edition (P35+ICH9R) | |
Graphics | GeForce 7800 GTX (ForceWare 94.24) | |
Memory | Corsair TWIN2X2048-6400 (1GB×2) ※PC2-6400で動作 | |
Power | Abee AS Power SR-2480A "D"SPEC | |
OS | Windows XP Professional SP2 英語版 |
ここで注意してほしいのがマザーボードである。今回用意したのはASUSTeKの「P5K Premium WiFi-AP Edition」。同社「P5K Deluxe WiFi-AP Edition」の後継製品であり、チップセットにはIntel P35を採用している。さて、何が"注意"なのかというと、実はこのP35チップセット自体が、こちらのProduct Briefにあるとおり、1333MHzのFSBはサポートするものの、そもそもCore 2 Extremeを公式にはサポートしていないのだ。公式なサポートは今後登場するX38チップセットからになる見込みなのである。
このP5K Premiumの場合は、ASUSTeKが独自にFSB 1333MHzのCore 2 Extremeへの対応を謳った製品であり、もちろん今回のテストでは問題なくQX6850を動作させることができた。おそらくP35の問題というよりは、どちらかといえばマザーボードの、特に電源周りのデザインが重要なのだと考えられる。例えば今回のP5K Premiumのような、信頼あるメーカーのサポートが存在する製品ならば確度は高いのだろうが、動作の可否はマザーボード次第ということになるだろう。購入に際しては事前によく確認していただきたい。