ペンタックスは、基本性能をバランスよく備えた薄型コンパクトなデジタルカメラ「Optio M40」を8月上旬に、乾電池を使用するエントリーモデルの「Optio E40」を8月下旬に発売する。両モデルとも顔認識機能や手ブレを抑える高感度撮影モードを搭載する。価格はオープンだが、推定市場価格は「M40」が2万円台後半、「E40」が2万円程度。

Optio M40(シルバー)。高級感のあるアルミ合金を採用

有効800万画素の薄型スタンダードモデル「Optio M40」

「M40」は薄型でコンパクトなMシリーズの最新モデル。前モデル「M30」からの変更点は、撮像素子が有効710万画素から800万画素に増え、カラーバリエーションがシルバー / ネイビー / ワインレッドから、シルバー / ブラウン / パープルに変更された。ペンタックスの「顔認識AF&AE」テクノロジーも進化し、「ポートレートモード」に加え、肌をより美しく撮影する「美肌モード」が追加された。顔認識機能は「ポートレート」「美肌」モードを選択すると起動する。

M30から引き続き、「Digital SR(デジタルシェイクリダクション)」が搭載されている。手ぶれや被写体ぶれが心配される薄暗いシーンでは最高ISO3200まで自動的に感度が上がり、シャッタースピードを上げて撮影する。また、カメラが被写体の状況を判断し、「風景」「ポートレート」「夜景」「標準」から最適な撮影モードを自動的に選択する「オートピクチャーモード」を搭載。

レンズは、6.3~18.9mm(35mm判換算36~108mm相当)、F3.1~5.9の光学3倍ズーム。被写体までの距離を自動的に判断し、マクロモードに切り替える「オートマクロ機能」を備える。最短撮影距離は通常撮影で0.4m(ズーム全域)、マクロ撮影時で0.1m(ワイド端)、スーパーマクロ時で0.05m。撮影感度はオートのほか、ISO 50~3200に設定可能。大光量ストロボと高感度により、暗い場所でも最長で約15.5m離れた被写体まで撮影できる。

モニターは15万画素2.5型液晶。記録媒体はSD/SDHCメモリーカードだが、21.9MBの内蔵メモリーも備えている。本体サイズは97.5(W)×57.5(H)×18(D)mm(操作部材、突起部を除く)。重量は115g(本体のみ)。

Optio M40 背面

Optio M40(ブラウン)

Optio M40(パープル)

有効810万画素のエントリーモデル「Optio E40」

「E40」は単三形電池を使用するエントリーモデル。前モデル「E30」からの変更点は、撮像素子が有効画素数710万画素から810万画素に増え、「M40」同様の「オートピクチャーモード」が搭載された。顔認識機能は、「オートピクチャー」「プログラム」「ポートレート」「キッズ」選択時に起動する。「Digital SR」も搭載するが、最高感度はISO1000となる。

レンズは6.2~18.6mm(35mm判換算37.5~112.5mm相当)、F2.8~5.2の光学3倍ズーム。最短撮影距離は通常撮影で0.4m(ズーム全域)、マクロ撮影時で0.1m(ワイド端)。撮影感度はオートのほか、ISO80~1000に設定できる。

モニターは2.4型11万画素カラー液晶。記録媒体はSD/SDHCメモリーカードと内蔵メモリー(約10MB)。バッテリーは単3形乾電池2本を使用し、撮影可能枚数はリチウム単3形電池で約640枚、アルカリ単3形電池で約240枚(CIPA規格準拠)。本体サイズは94(W)×60(H)×24(D)mm(操作部材、突起部を除く)。重量は130g(本体)。ボディカラーはシルバーのみ。

Optio E40

Optio E40 背面