米Parallelsは1日、Intel Mac用仮想化ソフトの最新版「Parallels Desktop for 3.0 Mac」の事前予約を開始した。50以上の新機能のほか100を超える不具合が修正されるなど、大幅な機能向上がアピールされている。

Parallels Desktop for 3.0 Macでは、ファイルにWindowsアプリケーションを関連付けるなど異種OS間の操作性を向上させる「Parallels SmartSelect」を追加。OpenGLとDirectXのサポートとハードウェアアクセラレーションの実現によりグラフィックス環境が改善、3Dを利用したアクションゲームが楽しめるようになるほか、Windows Vistaのユーザインターフェイス「Aero」のサポートも計画中とのこと。

Windows用アプリケーションをMac OS X上でシームレスに利用できるCoherence機能は、共有フォルダのサポートと操作性の改良が施され「Coherence 2.0」にバージョンアップする。Linuxのサポートも見直され、Mac OS Xとの間でのシームレスな操作環境を実現する「Linux Tools」が新たに提供される。ほかにもUSB 2.0デバイスのサポート強化や、異種OS間で利用できるプリンタ共有機能、「Security Manager」を利用した安全レベルの管理機能などが追加される。

Parallels Desktop for 3.0 Macの小売価格は79.99米ドル、アップグレード価格は49.99米ドル。6月6日までに事前予約したユーザについては、早期アップグレード価格の39.99米ドルが適用される。5月1日以降に購入したユーザ、およびメンテナンス契約を交わしたユーザには、無償アップグレードパスが提供される。