インテルは9日、新世代のCentrinoプロセッサ・テクノロジとして、コンシューマ向けの「Centrino Duo」、ビジネス向けの「Centrino Pro」を発表した。開発コードネーム「Santa Rosa」と呼ばれていたもの。同テクノロジを搭載するノートPCは、今年中に全世界で230機種以上が登場するという。

初代Centrinoが発表されたのは4年前の2003年。以降、2005年に「Sonoma」、2006年に「Napa」とアップデートされ、Santa Rosaはこれに続く4世代目となる。なおSanta Rosaの次世代としては、「Montevina」が2008年に登場予定となっている。

Sonoma以降のアップデート

Santa Rosaでは、CPUは引き続きMeromコアのCore 2 Duoとなるが、FSBが667MHzから800MHzに引き上げられた。対応するCPUとして、T7700/T7500/T7300/T7100、低電圧版のL7500/L7300が発表されており、最高クロックは従来の2.33GHz(T7600)から2.40GHz(T7700)に僅かながら向上した。

製品価格(1,000個ロット時の単価)
製品名 動作周波数 FSB L2 価格
T7700 2.40GHz 800MHz 4MB 63,370円
T7500 2.20GHz 800MHz 4MB 37,780円
T7300 2GHz 800MHz 4MB 28,810円
T7100 1.80GHz 800MHz 2MB 24,990円
L7500 1.60GHz 800MHz 4MB 37,780円
L7300 1.40GHz 800MHz 4MB 33,960円

チップセットは「Mobile 965 Express」(コードネーム:Crestline)ファミリ、ワイヤレスLANは「Wireless WiFi Link 4965AGN」(同:Kedron)が組み合わされるほか、「Turbo Memory」(同:Robson)もオプションとして提供される。またCentrino Proでは、vProと同様の管理機能「Active Management Technology」もサポートされる。

FSBの高速化以外にも、CPUにはいくつか新機能もある

4965AGNでは次世代無線LAN規格「802.11n」もサポート