松下電器産業は26日、FM緊急警報放送対応のAM/FM 2バンドラジオ「RF-U350」を発表した。発売は6月10日を予定しており、価格はオープンプライス。市場想定価格は12,000円前後。

災害対策だけでなく、ホームラジオとしても高機能な「RF-U350」

FM緊急警報放送とは、地震などの大規模災害の警報が発せられたときに行われる緊急放送。放送の電波に特定の信号を入れることで、スタンバイ状態にある受信機が自動的に起動して警報を流す仕組みとなっている。緊急警報放送が行われるのは、表のような状況の時。RF-U350では、第1種/第2種両方の警報を受信することが可能。同社では、以前「RF-K1」という緊急警報放送に対応したラジオを販売していたが、現在は生産終了となっており、しばらく欠品状態が続いていた。

放送内容 区分
大規模地震の警戒警報第1種 第1種
災害対策基本法に基づき地方公共団体の長が発する災害に対する警報 第1種
津波警報 第2種

RF-U350は、形態としては据え置き型のホームラジオで、緊急警報放送を受信するだけでなく、ホームラジオとしての機能も充実。放送内容にあわせて切り替え可能な音質調整機能、ニュースなどの音声が聴き取りにくいときに、言葉と言葉の間の無音部分を利用して、話すスピードを抑えて再生する「ゆっくり再生機能」なども搭載されている。

なお、電源はACと乾電池。乾電池は単2電池×6本を使用し、FMで連続60時間、AMならば連続75時間の受信が可能となっている。