アイコンセットを使う

カラースケールと同様に数値の大小を示すのが[アイコンセット]。カラーリングではなくアイコンで数値の大小を示すもので、カラースケールとは異なる雰囲気で数値の大小を表すことができる。たとえば「70点以上が合格」「50点以上は補欠」「それ以下は不合格」といった分類を一目で分かるようになる。

アイコンセットを設定した表。カラースケールと同様に数値の大小を示す

設定は、[条件付き書式]→[アイコンセット]を選び、あらかじめ用意されたアイコンの中から選択する。もちろんライブプレビューにも対応する。アイコンの見方はカラースケールと一緒で、「一番多い数値」「2番目」......が分かりやすく表示される。

いくつかアイコンが用意されているので、その中から別のデザインを選択できる

[その他のルール]から設定を変更することも可能で、ここからアイコンを設定するルールを変更できる

指定のセルを自動的に色づけする

[条件付き書式]には、上記以外にも[セルの強調表示ルール]と[上位 / 下位ルール]の2つがある。これは、ある条件に当てはまるセルを自動的に色づけするものだ。表の中から、たとえば「売り上げ目標に達した月」「売り上げ上位の店舗」を示したい時に、自動的に色づけされるので分かりやすくなる。

[セルの強調表示ルール]は、セルの数値が[指定の値より大きい][指定の値より小さい][指定の範囲内][指定の値に等しい][文字列][日付][重複する値]のいずれかから設定できる。

特定の文字列があるセルを抽出するなど、いろいろと細かい設定が可能

[指定の値より大きい]を設定しているところ。数値が8,000以上のセルが色づけられている

[上位 / 下位ルール]は、セルの数値が[上位10項目][上位10%][下位10項目][下位10%][平均より上] [平均より下]といった項目が選択できる。

「売り上げ上位10店舗」のような数値の抽出に便利

数値の多い順に上位10のセルを自動的に色づけしてみた。「上位5項目」といった設定も可能