エンケラドスの内部イメージ。衛星表面の分厚い氷の層の下に地下海があり、海底は岩石で構成されている。南極側にある氷の割れ目「タイガーストライプ」からは、地下海からの海水が間欠泉的に噴き出しており、NASAの土星探査機カッシーニがその吹き出る海水の中を通過し、有機物が含まれていることを確認した。土星の潮汐力により、衛星そのものが重力で変型することで、海底には海底熱水環境が存在していると思われる。海底の岩石からはさまざまな成分が溶け出しているが、生命に必要な金属は溶け出しにくく、不足している可能性があることが今回明らかにされた
(出所:JAMSTEC Webサイト)
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