逆向マスキング現象。たとえ一瞬だけ提示される物体であっても、大抵はそれが何なのかを認識できる。しかし、直後にほかの物体が提示されると、最初の物体が知覚できなくなるのが逆向マスキング現象だ。この現象は、後に提示される物体が、最初の物体を囲む枠や四隅の点だけであっても生じる。ヒトの脳における視知覚機構は、網膜に飛び込んできた光子をそのままストレートに認識しているわけではないことがわかる(出所:中央大プレスリリースPDF)
企業のR&D部門が開発した新技術の紹介や、宇宙、生命工学、物理学などのマニアックな科学系読み物を中心に構成。話題の科学者へのインタビューなども。