3つのスピン量子もつれ状態の生成と測定。(a)3つのスピンのGHZ状態生成および測定の量子ゲートシーケンス。X(Y,Z)はx(y,z)軸回りのπ回転、X/2(Y/2,Z/2)はx(y,z)軸回りのπ/2回転が表されている。CZ/2はCZゲートを半分作用させた操作を表す。この測定では、GHZ状態を生成する量子ゲートシーケンスにスピンエコー法(各量子ビットに印加されるY操作がリフォーカスパルス)を組み合わせることで、低周波雑音の影響を低減させている。(b)量子状態トモグラフィの測定結果。プロットされているのは密度行列の実部。(c)理想的な3つのスピンGHZ状態の密度行列。四隅の値(0.5)以外はすべて0となっている (出所:理研Webサイト)
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京大など、準粒子「エニオン」の新型を系統的に記述する理論的枠組みを構築
東北大、量子コンピューティング公開伴走型生配信授業を2月より開始
京をはじめとする日本勢もTOP500に代表されるランキングの上位に多く入ることで注目を集めるほか、人工知能(AI)やディープラーニングでも活用が進むなど、さまざまな用途で活用されるようになったスーパーコンピュータに関わるホットな話題を詳細な説明付きで紹介します。