インテルが2017年に発表したインテル(R) Optane™ テクノロジー(以下、Optane テクノロジー)が、2020年のラインナップ拡充を経て大きな注目を集めている。ソフトバンクやIDCフロンティアをはじめとし、名だたる企業において大規模導入が進んできているのだ。
ただ、新しい不揮発性メモリーの技術を採用していることから、Optane テクノロジーがどんな有用性を持つのかが分からないという方も多いだろう。
本稿ではインテルとデル・テクノロジーズの対談ウェビナーの模様から、Optane テクノロジーの実力と、ここへデル・テクノロジーズのHCIアプライアンス「Dell EMC VxRail(以下、VxRail)」を組み合わせることで得られる効果を紹介したい。
Optane SSD編となる本ウェビナーに登場するのは、Optane テクノロジーを担当するインテル 松村 浩 氏と、VxRailをはじめとするHCIアプライアンス製品を担当するデル・テクノロジーズ 生田 真也 氏だ。
対談ウェビナー Optane SSD編
インテル(R) Optane™ テクノロジー & Dell EMC VxRail
~高い性能をコスト効率よく実現~
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Optane テクノロジーには、ストレージとして使用する |
NAND SSD以上の「圧倒的な性能」
Optane SSDの持つ最大の特徴は、NAND SSD以上に高い性能にある。インテルの松村 氏はウェビナーの冒頭で「
Optane SSDはストレージをより高速にしたいというお客様におすすめです。仮想環境で大量のアクセスが集中した場合でも、
Optane SSDであれば高速なレスポンスを維持することができます。」と述べ、インテルの半導体工場でも、実際に
Optane SSDを採用することで生産性向上につながっていると説明した。
「Optane SSDを使うことで不良解析アプリケーションの高速化に成功しています。このアプリケーションでは大量のデータと比較して過去の不良との相関を調査するのですが、これを高速化することによって、品質と生産性の向上が得られています。また、運用管理に関わる時間を短縮することもできています。レスポンスが改善されることで保守時間が短縮し、稼働時間も向上したのです。」(松村 氏)
一般的に性能とコストはトレードオフの関係にある。しかし、
Optane SSDで言えばそうではない。このことを示すように、生田 氏はウェビナーの中で、デル・テクノロジーズの販売代理店であるネットワールドが、自社で所有する
Optane SSD搭載のVxRail検証機でパフォーマンステストした結果をまとめた検証レポートを紹介した。
「このネットワールドが公開したレポートは『
Optane SSDによるオールフラッシュ環境』と『NAND SSDとHDDによるハイブリッド環境』をVxRailに用意してパフォーマンス結果を報告したものです。様々な条件下で検証が行われており、中でも注目したいのは、今表示しているスライド(以下画像)になります。オールフラッシュ環境とハイブリッド環境とでIOPSは6倍以上の差がありますが、その分コストも高くわけではありません。ネットワールドによるコスト試算によると、NAND SSDでのオールフラッシュ構成のVxRailを、NAND SSDから
Optane SSDのキャッシュに替えてもコストはわずか1.1倍ほどとのことです(ブログ掲載時点の2020年9月9日に基づく)。極めて高い費用対効果が期待できると思います。」(生田 氏)
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ウェビナーの模様からOptane SSDについて簡単に紹介してきた。ウェビナーの中ではこの他にも、実際の顧客事例や検証結果を交えながら、
Optane SSDの性能とそれが生み出す効果について解説している。ITインフラに関わる方にはぜひご視聴いただきたい。
対談ウェビナー Optane SSD編
インテル(R) Optane™ テクノロジー & Dell EMC VxRail
~高い性能をコスト効率よく実現~
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こちらの記事ではOptane PMem編のウェビナーについても紹介しています。
ぜひ併せてご覧ください。
[PR]提供:デル・テクノロジーズ