働き方改革、コロナ禍を機にリモートワークが浸透し、Web会議も当たり前のこととなった。社内会議だけでなく、以前は会場に人を集めて実施していたセミナーや、対面で行っていた顧客へのプレゼンテーションを、Zoom Cloud MeetingsやGoogle Meetなどのツールで行うことも増えているのではないだろうか。

株式会社サテライトオフィスでは、こうしたモニターを通じたコミュニケ―ションをより分かりやすく、そして魅力的にするサービス「動画作成/ビデオ会議映像 レイアウトカスタマイズ機能 for mmhmm(んーふー)」(以下、mmhmm)の提供を開始した。

差をつけるWeb会議

mmhmmという変わった名前は、英語のあいづちに由来する。日本語で言えば「なるほど」や「うんうん」のように、相手の言葉への理解を意味する言葉だ。このサービスを利用すれば、相手に「mmhmm」と言わせられるようなコミュニケーションを取れるようになる、という開発元(mmhmm社)の自負がうかがえる。

mmhmmでできることの1つ目は、Web会議でのビジュアル強化だ。Web会議ツールでは背景に自分の名前や社名を入れたり、背景画像のバリエーションを変えたりすることはできるが、mmhmmを使えば自在にテロップを入れたりレイアウトを変更したり、グラフや画像、映像などの資料を画面内のウィンドウに表示させるなど、高クオリティな見栄えにすることができる(図1)。

  • 図1 テロップ、共有したい資料などのレイアウトが自在、他者との差別化ができる

また、あらかじめ複数の資料をmmhmmに登録しておけば、話に合わせて画面内に表示するものを簡単に切り替えられるため、プレゼンテーションはスムーズで分かりやすくなり、好適な印象付けとなる。顧客への商品説明などに利用することで、他社との差別化を図ることができるだろう。

なおmmhmmは、Google MeetやZoom Cloud MeetingsをはじめとするWeb会議ツールでの利用、もしくはmmhmm単独でWeb会議を開催することも可能となっている。

PC1台で簡単に動画作成が可能

mmhmmでできることの2つ目は、動画作成(録画)だ。これは研修やウェビナーのコンテンツ作成に役立つ。1つ目の「ビジュアル強化」の流れに沿って画面を設定し、表示資料を切り替えながらセミナーを実施。これを録画しておけば簡単にコンテンツとして仕上げることができる。

途中で失敗してしまったら、その部分を削除して撮り直すことも可能だ。後で追加したいことが出てきた場合は、追加撮影した動画素材を挿入すればいい。

チャプターの分割・統合も容易だ。専用のソフトウェアなどがなくてもこうした動画編集を行えるため、誰でもPC1台で気軽にコンテンツを作成することができる。

  • 図2 ウェビナー用コンテンツ例

完成した動画はクラウドに保存される。これをMP4形式でダウンロードし、ウェビナー・ツールや社外向けサーバ、YouTubeなどにアップロードすれば、ウェビナー開催の準備を迅速に整えられる。

mmhmmをチーム向けライセンスで契約した場合、クラウドに保存された動画はそのチーム全員で閲覧できるようになるため(アクセス権限の設定も可能)、情報共有ツールとして利用することで、会議の効率化にもつながるだろう。

会議の前半は各担当者からの報告時間になることが多いが、担当者の報告を動画にまとめmmhmmに保存しておけば、参加者各自が空いた時間に情報を把握しておけるようになる。そのうえで行う会議は、短時間で内容の濃いものになるはずだ。こうした活用方法は、支社ごとに時差があり、Web会議とはいえスケジュール調整が難航するグローバル企業でも役に立つ。

 動画の質を向上させるAIインタビュー機能

2024年6月にリリースされたver2.9では、新機能のAIツール「クエスチョン」が搭載された。これはユーザーが決めたテーマに沿って、AIが質問を投げかけてくれるという機能だ。慣れない人がプレゼンテーションやセミナー動画をつくろうとすると、何をどこから話せばいいのか分からず台本制作に苦労したり、カメラに向かって1人で喋ることに照れてしまったりするものだ。しかし「クエスチョン」の質問に答えていくという方法を採れば、話を構成する際のヒントにもなるし、誰かと対話している感覚が恥ずかしさを緩和してくれる。

「クエスチョン」の質問は、あらかじめ準備された、通り一遍の質問ではない。ユーザーの回答をAIが瞬時に理解し、その回答を掘り下げるような質問を投げかける。例えばユーザーが「旅行に行く」と言えば、「どこに行くんですか?」「そのコースを選んだ理由は?」といったように話を進め、プレゼンテーションをサポートする。ユーザーはAIの質問から、自分の話に足りなかった部分や、どの順序で話せば分かりやすいかなどのヒントを見出せるだろう。

さらに「クエスチョン」は、すでに撮影済みの、mmhmmに保存されている動画に対しても適用できる。動画の内容を分析し「この部分に説明を加えた方がいい」というサジェスチョンをくれるのだ。それに合わせて追加で撮影したり修正したりすることで、動画のクオリティ向上につながるだろう。

mmhmmの概要と優れた操作性については、以下の動画が参考になる。ビデオ会議、プレゼンテーションで他社に差をつけたい、労せず動画コンテンツをつくりたいとお考えの方は、ぜひ視聴してみていただきたい。

mmhmm(んーふー)操作方法テクニック動画



監修:原口 豊(はらぐち・ゆたか)

大手証券会社システム部に在籍後、1998年、サテライトオフィスを設立。2008年、いち早くクラウドコンピューティングの可能性に注目し、サービスの提供を開始。Google Workspaceの導入やアドオンの提供で、これまで実績7万社以上。「サテライトオフィス」ブランドでクラウドサービスの普及に尽力している。最近は、ChatGPTをはじめとするAIソリューションを展開中。

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