本記事は、ウェビナーを過去に1度でも視聴した事がある方へ向けた実態調査レポートです。日本企業におけるウェビナー発展を目的とし、最新のトレンド、現状の取り組み内容、運用体制、今後の取り組みなどをまとめています。
また、本記事の考察やまとめにはOpenAIが提供するChatGPT(GPT-4o)を活用しており、公平な内容になるよう制作いたしました。資料や記事/メディア等への引用はもちろん、ウェビナー施策/戦略立案の際にもお役立ていただけますと幸いです。データ内へのご不明点やご質問、ご依頼がある場合は、下記の問い合わせ窓口よりお願いいたします。
目 的:ウェビナーを視聴している方の属性や現状の把握
調査対象:マイナビニュース アンケート会員
実施期間:2024/5/30~2024/6/4
調査手法:インターネット調査
問合わせ:マイナビ TECH+ (news-techplus-contact@mynavi.jp)
調査結果
──ウェビナー/オンラインイベントに申込みをしたきっかけに当てはまるものを全て選択ください(複数選択可)
──直近1年でウェビナー/オンラインイベントに何回参加しましたか?
──どのような目的でウェビナー/オンラインイベントに参加しましたか?(複数選択可)
──ウェビナー/オンラインイベント 参加もしくは、終了後に体験した事があるものを全て選択ください(複数選択可)
──ウェビナー/オンラインイベントで最適だと感じる長さはどのくらいですか?
──ウェビナー/オンラインイベントを視聴して、「製品/サービスの検討度合いが進んだ」または、「商品をほしいと思った」事はありますか?
──なぜ「製品/サービスの検討度合いが進んだ」または、「商品をほしい」と思いましたか?
──過去に、「がっかりした/不満足であった」ウェビナー/オンラインイベントはありましたか?
──どのような理由で「がっかりした/不満足であった」と感じましたか?(複数選択可)
──これまでにウェビナー/オンラインイベントのアーカイブ(録画放送)を活用/閲覧した事はありますか?
──どのような目的で、ウェビナー/オンラインイベントのアーカイブ(録画放送)を閲覧/活用しましたか?(複数選択可)
本調査結果から言える事
ウェビナー/オンラインイベントへ参加する人数が減っています。一方で、参加された中で、13.9%の方が「紹介されていた商品を購入したことがある」と回答をしており、引き続きウェビナーは実施すべきだと言えます。
2022年に発表されたとある調査によると、「直近1年でウェビナー/オンラインイベントに何回参加しましたか?」の回答で「1回」と答えたのは5%弱でした。一方で今回の調査結果では、46.5%の方が「1回」という結果となり、単純計算でここ2年でウェビナー参加者は10分の1となっています。しかしながら、「紹介されていた商品を購入したことがある」と回答した方は13.9%でした。加えて、ウェビナー/オンラインイベントを視聴して、「製品/サービスの検討度合いが進んだ」または、「商品をほしいと思った」事はありますか?という質問に86.1%が「はい」と回答しています。この結果から、ウェビナーは、何かしらの形で購買に寄与している可能性が高く、実施、継続すべき施策だと言えます。
セミナー情報サイトの有効活用は今後の集客を最大化するための要となります。
「ウェビナー/オンラインイベントに申込みをしたきっかけに当てはまるものを全て選択ください(複数選択可)」という質問では、「セミナー情報サイト(Peatix等)」が58.4%と1位でした。参加のほとんどが「企業からのメルマガ」である事に以前から変わりはないですが、同時にセミナー情報サイトを活用していく事が今後の集客の肝となる事がわかりました。
引き続きアーカイブ(録画放送)の活用は欠かせません。
株式会社ネクプロが 2024年2月13日に、ウェビナーは今後も有効な営業・マーケティング施策|ネクプロ「ウェビナーにおける実態調査」を公開しています。この調査結果では、ウェビナーから毎月1件以上受注している企業(34.3%)のうち、74.9%の企業が録画ウェビナー(アーカイブ)の活用を行っています。加えて、今回の調査結果でも、82.2%の方が過去にアーカイブ(録画放送)を閲覧した事があると回答しました。中でも、9.6%の方が「社内の稟議を通すために上長へ共有した」と回答しており、工夫を凝らす事で、受注へ繋げる割合を増やす事も可能だと言えます。
株式会社ネクプロ 取締役COO 西山氏のコメント
ウェビナーは従来、企業からのメルマガや営業からの案内を通じて認知されることが一般的と考えられていました。しかし、今回の調査結果は、セミナー情報サイト(例:Peatix)が58.4%と最も高い割合を占めていることを示しており、能動的に情報を検索する傾向が増加していることがわかります。この変化は、参加者が自身の興味やニーズに基づいてセミナー情報を探し出していることを示しています。ウェビナー過多の時代において、参加者に必要なウェビナーを効果的に届けるためには、パーソナライズがより重要なことがわかりました。パーソナライズにより、参加者の関心に直接的に応えることができ、より多くの質の高い参加者の獲得を期待できます。例えば、ターゲットの属性、参加履歴や興味分野に基づいたウェビナーの1対1メールやウェブサイトへの掲示を行うことで、より効果的にターゲット層にアプローチできます。
株式会社ネクプロ ウェビナーエバンジェリスト 茂木氏のコメント
昨今、「ウェビナーを新たに始めたい」又は、「月1回程度だったが本格的に始めたい」「回数を増やしたい」というご要望が弊社によく届きます。コロナが終息し、オフラインのイベントが増えている中で「ウェビナーは当たり前の施策」だと、我々は感じてしまうかもしれませんが、「これからウェビナーを始めたい」という層はまだまだ一定数いらっしゃいます。
そのような中で、参加された中で、13.9%の方が「紹介されていた商品を購入したことがある」という結果は、かなり前向きなデータとなりえるのではないでしょうか。
また、ウェビナー/オンラインイベントへの参加目的として、コロナ禍では「業務に役立つテクニックやノウハウ/技術を学ぶため」が、圧倒的な1位の票を集めていましたが、現在は「製品やサービスの情報収集」が43.6%という数字で1位の票を集めていました。(同時にその他の数字も高いです)これは非常に興味深いデータです。「全体的にウェビナーを視聴する人数が減った」という事実と一緒に考えると、「とりあえず申し込んでいた割合が減った」と予測します。
つまり、視聴者の参加目的はかなり明確になってきており、各ウェビナーに明確なメッセージを持たせたり、参加者の期待に応えられるよう、より一層工夫が必要であると言えるでしょう。
私自身、10業種/200社以上のウェビナーの相談をお受けしていますが、業種業態によってかなりウェビナーの戦略は異なります。そして、ウェビナーが浸透した今、他社がやっているような内容やYouTubeでも見ることができる内容では、成果を上げる事は難しいです。 視聴者は何を求めているのか?というのを、今回の調査結果のように自社のハウスリストに聞いてみるのも良いかもしれません。
※本記事はネクプロから提供を受けております。
関連リンク
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