※本記事の初出は 「2021年9月18日紙版・電子版発売」の「Software Design 2021年10月号」に掲載されたものであり、同紙の取材箇所を「カゴヤのサーバー研究室 」用に再編成した記事です。

手厚いサポートと幅広いサービス展開で業界をリードする老舗レンタルサーバー企業のカゴヤ・ジャパンでは、海外におけるトレンドの主流であるコンテナサービスを提供している。しかし、日本ではまだまだコンテナサービスの普及が進んでいない現状がある。そこで今回は、コンテナサービスのメリットについて、開発グループサービス開発チームの住田智氏(写真)にお話を伺った。

トレンドのコンテナサービスを国内でいち早く提供

━━海外ではコンテナを用いた仮想基盤が主流になっていますが、日本では今ひとつ普及が進んでいません。カゴヤ・ジャパンでは、いつ頃からサービスを提供しているのでしょうか?

カゴヤ・ジャパン 開発グループ サービス開発チーム 住田智氏

コンテナサービスを企画したのは2018年頃です。その当時、開発サイクルの向上や高速化のために、海外ではコンテナサービス技術の導入が急速に進んでいましたが、日本ではまだまだという状況でした。コンテナオーケストレーションツールとしてはKubernetesが主流になっていたので、弊社でもこれを推進したかったのですが、構築や運用が大変という問題がありました。

そこで導入したのがRancher という管理プラットフォームです。これによって、お客様がGUIで簡単にKubernetesを扱えるようになり、2019年9月、国内でいち早くコンテナサービスの提供を開始しました。

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[PR]提供:カゴヤ・ジャパン