スマートデバイスを業務に本格導入する企業が増加するなか、電子ファイルのセキュアな転送/共有がさらに重要度を増している。ビジネスユースに適したファイルの転送/共有とは、果たしていかなる方法だろうか?

3月11日に都内で開催された企業ユーザーを対象としたスマートデバイス活用イベント「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の新成長戦略」に登壇したトライポッドワークス代表取締役社長の佐々木賢一氏は、法人向けオンラインストレージサービスのあるべき姿について熱く語った。

トライポッドワークス株式会社
代表取締役社長
佐々木賢一氏

ビジネス文書はさらに大容量化し、機密性も高まっている

トライポッドワークスは、宮城県仙台市に拠点を構えるベンチャー企業だ。電子ファイルや電子メール、ネットワークセキュリティ関連のソリューションを開発・販売する情報セキュリティ事業と、東北大学を中心とした大学研究機関と共同で行う研究開発事業の二つが同社のビジネスの柱となっていると、佐々木氏は言う。

トライポッドワークスでは創業時から法人向けのオンラインストレージを開発・販売しているが、当時は「オンラインストレージ」という言葉がなかったと佐々木氏は振り返る。「当時はファイル転送、ファイル共有といった言葉でオンラインストレージサービスが表現されていました。オンラインストレージという言葉が当たり前になったのは、スマートフォンが普及したここ2~3年のことです」

特に多くの個人ユーザーに使われているオンラインストレージサービスが、写真共有サービスだろう。DropboxやiCloud、OneDrive(旧SkyDrive)、Flickr、Google Driveなどさまざまなサービスの登場によって、オンラインストレージサービスがより身近に感じられるようになった。

一方で、ビジネス文書の共有はどうだろうか?仕事においてビジネス文書を自分一人だけで使っているという人はほとんどいないのではないだろうか。社内はもちろん、社外のパートナーや取引先、顧客に対してネットを介してファイルを送ったり、受け取ったり、共有する機会が増えている。

「ビジネス文書の多くは、ファイル容量も大きく、かつ機密性の高いファイルです。内部文書、顧客データ、提案書、見積書、契約書、特許情報、研究データ、設計データなど、外に漏れてはまずいファイルの方が圧倒的に多いのではないでしょうか」(佐々木氏)

ビジネス文書におけるファイル共有リスクを回避する「GIGAPOD」

容量の大きいビジネス文書を共有する際には、電子メールで送る、ファイル転送サービスを使う、プライベートで使っているオンラインストレージで送る、CDやDVDにコピーして渡す、などの方法がある。しかし、いずれも利便性やセキュリティの面で問題があると佐々木氏は指摘する。「電子メールでファイルを送る時は、容量の制限が問題になります。

ファイル転送サービスやオンラインストレージサービスは、セキュリティレベルを把握しづらいという課題があり、またCDやDVDといった物理媒体は送るのに時間がかかる上、紛失や盗難による情報漏えいのリスクも残ります」

こうしたビジネス文書の共有のための法人向けオンラインストレージサービスが、トライポッドワークスが提供している「GIGAPOD」だ。すでに導入実績は2,000社を数え、中小企業から官公庁、グローバル企業まで幅広く利用されているという。GIGAPODの大きな特長は、多彩なセキュリティ機能にある。

ユーザー認証や経路の暗号化、ファイル自動削除、ダウンロード回数制限といった多くのセキュリティ機能を持ち、さらにウイルスチェックや監査のためのログ管理まで実装している。

また、こうしたセキュリティ機能だけでなく、使いやすさを追求している点もGIGAPODの特長だと佐々木氏は言う。 「いくらセキュリティに優れていても、使い勝手が悪ければ、ユーザーはプライベートで使っているオンラインストレージサービスの方を使うでしょう。企業で使うオンラインストレージサービスは、安全かつ使いやすいというのが必須の条件だと考えます」

「使いやすいことが一番」- ビジネスユースに求められるオンラインストレージサービスの条件

トライポッドワークスでは、法人向けオンラインストレージサービスGIGAPODに加え、社内のファイルサーバやFTPサーバを擬似的にオンラインストレージのように運用できるゲートウェイ製品「DirectPOD」も提供している。DirectPODを利用すれば、オンラインストレージサービスを使うような感覚で、ファイルサーバやWindowsパソコン内のファイルに、スマートデバイスからアクセスできるようになる。GIGAPODと同様、ユーザー認証やログ管理など多くのセキュリティ機能が実装されている。

佐々木氏はさまざまな企業におけるGIGAPODの活用事例を挙げながら、「ビジネスに求められるオンラインストレージサービスは、使いやすいことが一番大切。さらに、システム運用ポリシーが適切に運用できることも欠かせません」と言う。コンシューマー向けのサービスとの違いは、セキュリティ、運用、管理・監査の面にある。APIを利用し他システムとの連携も可能で、どんな運用にも対応できる高い自由度がある。さらに、サービス、アプライアンス、ソフトウェアパッケージ、仮想アプライアンスの4つの形態でサービス提供ができる点も、GIGAPODの特長だ。

「スマートデバイスとオンラインストレージは相性が良い。この二つをビジネスの中で有効に融合して、業務効率をアップしていただきたい」(佐々木氏)。新しいビジネスコミュニケーションを実現したい企業にとって、GIGAPODは魅力的な選択肢となり得る。同社のWebサイトでは無料体験版も公開しているので、その使い勝手を試してみるのもよいだろう。

(マイナビニュース広告企画)

[PR]提供:トライポッドワークス