ライバルのNTTが主導する「IOWN Global Forum」への参画で大きな注目を集めたKDDI。同社は光ケーブルに関する技術も多く持ち合わせており、6Gに向けその高度化に向けた取り組みも積極的に進めています。KDDI傘下のKDDI総合研究所が取り組んでいる、光ファイバーの高度化に関する取り組みを追ってみましょう。

光ファイバーの大容量化に必要な3つの技術

「IOWN Global Forum」への参画を打ち出したことが大きな驚きをもたらしたKDDIですが、同社の前身の1つであるKDDは国際通信を一手に担っていた国営の「国際電信電話」が前身。

その事業を引き継いでいるKDDIは衛星通信だけでなく、現在の国際通信の主流となっている海底ケーブルに関する事業も展開していることから、実は光ファイバーに関する技術も多く保有しているのです。

KDDIは現在、その光ファイバーに関する技術を海底ケーブルだけでなく、主力の携帯電話事業で必要不可欠な基地局やコアネットワークを結ぶアクセス網にも活用しています。それゆえ光ファイバーは固定通信に関する技術でありながら、実は5Gや6Gにも大きく影響する技術でもあるのです。

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