大規模な自然災害の発生が相次いでいますが、被災した携帯電話のネットワーク復旧に向けては「Starlink」をはじめとした、NTN(Non-Terrestrial Network/非地上系ネットワーク)の活用が進みつつあるようです。NTNによって災害発生時のモバイル通信環境はどう変わろうとしているのでしょうか。→過去の「次世代移動通信システム『5G』とは」の回はこちらを参照。

破損した伝送路の代替としてStarlinkを活用

気候変動などによって年々激甚化・大規模化している自然災害。2024年の大規模災害といえば、1月1日に発生した能登半島地震が思い起こされる所ですが、9月にはさらにその被災地となった石川県の能登半島で、大規模な豪雨が発生。

地震の被災者が再び大きな自然災害に見舞われています。度重なる自然災害で被害を受けた方には心よりお見舞いを申し上げるとともに、被災地の復旧・復興を願って止まないところです。

そして、災害時に何より復旧が急がれるのは、生活に欠かせないインフラでしょうが、現在ではそうしたインフラの1つとして携帯電話のネットワークも挙げられるようになってきています。

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